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北信州木島平 夏も近づく2020 
旅と家族と日常を綴る宿主の徒然なる日記☆☆
スペイン巡礼の旅 2017 はじまります
昨年下見をしたスペイン巡礼「カミーノデサンチアゴ」にいよいよ旅立つ。

10人の大所帯に少しプレッシャーも感じるが、準備は万端。


====


11月29日
1130 成田~イベリア航空 6800~ 1735マドリード ~バス~ ブルゴス 泊

11月30日
ブルゴス終日滞在 泊

12月1日
オルニージョスデルカミーノ まで23km

12月2日
カストロへリス まで25km

12月3日
フロミスタまで 24km

12月4日
列車でサリアへ移動 泊

12月5日
サリアからポルトマリン 22km 

12月6日
ポルトマリンからパラスデレイ 24km

12月7日
ポルトマリンからリバディソダバイジョ 23km

12月8日
リバディソダバイジョからペドロウソ 24km

12月9日
ペドロウソからサンチアゴデコンポステーラ 25km 

12月10日 
終日サンチアゴデコンポステーラ 泊

12月11日
ユーラシア大陸の最西端ムヒア 日帰りバス旅行 
サンチアゴデコンポステーラ 泊

12月12日
935 イベリア航空~マドリード
1300 マドリードからイベリア航空6801便

12月13日
0930 成田空港着

念のため、今日午後成田へ移動し、ひと晩泊まってから明日空港でゲストの皆さんと合流することにした。

では、ユーラシア大陸最西端目指して出発!






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長野から成田へ
昨年に続く 2回目のスペイン巡礼。
それゆえに 旅の準備は 滞ることなく進んだ 。

飯山駅から14時11分発の はくたかに乗り、 長野に降り立つ。
そこからは池袋行きの高速バス。
発車まで1時間ほど時間があるので、 石井スポーツに立ち寄ってみる。

長距離ウォーキングは、マメとの闘いでもある。
キャラバンから発売される、左右非対称ソックスがマメ対策に効果ありとのことらしいので探して見たが、 残念ながら 取り扱いはなし。
高速バスを降りた後、東京都内で探してみることにする。

それでもまだ時間が十分にあったので スタバに立ち寄り スマホの充電を兼ねて 一息つく。


池袋行きの高速バスは西部バスの運行。
最近カラーリングの変わった濃紺の車体がなかなか渋い。



池袋には19時10分頃到着、
そこから目指したのは 巣鴨の駅の近くにあるキャラバンショップ



欲しかったソックスを 無事購入、さらにドラッグストアに立ち寄り 貼るカイロを 購入した。
昨年経験した 足裏の痛みはどうやら「 足底筋膜炎」で、 その 緩和には 足裏をしっかりと温めることが 良いという。(池袋行のバスの中で知った)

歩いた後、毎晩 貼るカイロ足裏に当てて養生することを思いついたのだった。

夕食は 巣鴨の駅近くのラーメン屋。
遅ればせながら人生初の 家系ラーメンであった。


お腹がいっぱいになったら、山手線に乗って上野駅へ移動、そこから 京成のイブニングライナーに乗って 成田空港第二ビルを目指す。


成田空港第2ビルには 定刻の21時11分から 2分遅れて 21時13分到着 。
この日予約していたホテルの無料送迎バスは 21時15分発で、 これを逃すと30分待たなくてはならない。
ダメ元で リュックを背負ったまま、 猛ダッシュを試みるが、果たして ぎりぎりセーフで 間に合う。
北信州ハーフマラソンで 培った持久力が 未だに生きていた(と思う)。

出発前夜の宿は成田ビューホテル。
以前沖縄へ lcc を使って 旅した前泊にも一度利用したことがあり、 時々格安プランを 提供することのある なかなかお得なホテルである。


さあいよいよ明日 8時30分に 参加メンバーと 成田空港第二ビルで 合流 することに なる。
高ぶる気持ちを抑えつつ 今日はゆっくり休むことにしよう。

成田からマドリード
5時半に目が覚め、6時半に朝食をとる。
ビーフカレーが嬉しい。


バスでターミナル2に向かい、ルーターを受け取ったのち、8時半に無事メンバーと合流。

とりあえず女性陣。

チェックインカウンタはガラ空きで、即発券。


時間があったのでラウンジで寛ぐことにした。


マドリード行イベリア航空6800便は87番ゲートから




出発30分前には大半の客が乗り込む。
モタモタしていた我々一行を早く乗れと急かすイマイチ愛想のないグラウンドスタッフにやや辟易するが、定時運行率世界一?を標榜するイベリア航空。
地上スタッフは日本人も対応はスペイン人化しているのかもしれない(笑)

5分前にはドアクローズし、ほどなくして駐機スポットをあとにする。


離陸待ちは四番目。
フライトレーダ24でそれぞれの行き先を照合してみた。
当機の位置も実際のGPS表示とほぼ同じで、その正確さには驚かされるばかりである。




離陸後、真北に針路をとり、北海道上空を通過、洞爺湖を確認。


その後利尻島付近まで北上してから、最短距離となる大圏航路に入る。
平常時ならば、群馬あたりから佐渡付近を通過して欧州を目指すのだが、北朝鮮の動向に配慮しての航路変更なのだろう。

その後、和洋何れかを選べるランチが配られた。

私は洋食をチョイス。

デザートの蜜入りサンふじにふと信州に思いを馳せる。
このりんごもおそらく信州産に違いない。

飛行機が緯度を上げるにしたがい、
周囲はドンドン暗くなる。


離陸から7時間後、ヤマル半島で最高緯度に達し、中間地点を通過。

東京までと、マドリードまでの距離がいずれも3355マイル等距離の瞬間を捉えることに成功!

地平線付近が赤く染まり、日没の様相を示す。


しかし、これ以上暗くはならない。冬の高緯度の仕業であり、緯度を下げるにつれて、斜め前方からまた日が昇り、明るくなる。



飛行機が太陽に追いついたような不思議な感じだ。

エンターテイメントは乏しく、唯一の邦画「サバイバルファミリー」を2回も見てしまった。

到着一時間前に軽食


ほぼ定刻通り飛行を続け、マドリードへ





ターミナル4Sに到着し、地下シャトルでターミナル4へ移動。


荷物を受け取り自由の身になったのは、着陸から1時間後だった。


とっぷり日もくれたが、まだ先がある。マドリードから北に200キロ離れたブルゴス行のバスに乗らねばならない。
慌ただしくバスターミナルへ移動。


8分遅れてALSAの青いバスがやってきた。




こんなバスの切符も簡単にネットで買えるのだから便利なものである。
何かとイチイチ会員登録させる日本の産業界はまだまた観光客に優しいとは言えず、改善の余地が大アリである。

バスは闇夜のハイウェイを疾走、ブルゴスを目指した。






ブルゴスの街で
バスは定刻にブルゴスバスターミナルに到着


隣接するホステルにチェックインした。


有志を集めて近くのバルに繰り出す。


熟睡できないまま翌朝を迎える。珍しく寝坊し、起床したのは一番最後の7時半だった。

8時半に全員集合し、市内観光に出かける。

ブルゴス大聖堂


旧市街


マーケット


展望所




この日の最低気温は1度。
高い場所にあるこの場所では霜が降りていた。


市街は意外に狭く、その先には灰色のメセタが広がる。
石に掘られた方位盤によると、札幌までの距離は14000キロ。南米の各都市よりもはるかに遠い。

スペインはユーラシア大陸の果てなのだった。

両替を希望するひと、クレデンシャルを希望するひと。
一通りの案内を終えて、同行のKさん、Hさんとカフェで寛ぐ。


今夜もまたこの街で投宿するので、時間はたっぷりある。
自由行動にして、みずからもしばしの自由の身を楽しむことにした。









バルでタパスを三品。




夜はまたバル巡り。






旅に出れば口にするものは何でも旨いのである。

ちなみに今回の旅のお供はこちら。


画像は極力スマホを避け、同機に偏光フィルターを常用し、「ポップアート」モードを基本に撮影。
頼りになる相棒である。

The way to Santiago De Compostella DAY
いよいよ巡礼開始。
時差ボケにより夜中一時に目が覚め、そのまま朝を迎えた。

七時に朝食をとり、八時に出発する。
天気予報によると、ブルゴスは雪。しかも吹雪ときた。
出発時点ではまだ雪は舞っていなかったが、気温は一度と冷え込んでいた。

標高900mのメセタの高地は思いのほか寒い。

薄暗い中出発する。 


ライトアップされた旧市街を抜け、巡礼路に入る。

が、果たして雪が舞い始めた。


三十分も歩くと、やがて雪は本降りとなる。


初めは集団で歩いていたが、やがてバラケはじめる。


この時期の積雪は珍しいらしく、ハイウェイを走るトラックは断続的な徐行を強いられている。
時折救急車やパトカーが行き来しているのを見ると、やはり尋常ではないことを思い知らされた。

10キロを2時間40分で歩いた先にタルダホスの村。

小休止にバルに入る。バラケていた一団が一堂に集まった。


早めのランチをとり、後半に備える。


趣きのある寒村に目を奪われつつ、先を急ぐ。





ラベカルサダスの村




そこを過ぎると、巡礼路の最大の見所の一つ「メセタ」の大地の核心部へ差し掛かる。


幸い天気は劇的に回復し、視界が開ける。




昨年同様、BGMをアクアマリンの「遠い世界」にセットする。
私の中では、この光景にこれ以上相応しい音楽はきっとこの世には存在しない。















最後の峠を越えると、はるか彼方にこの日の投宿地、オルニージョスデルカミーノの村が姿を現した。



凍てつく坂を慎重に下り、村に差し掛かる。
積雪は落ち着いたが、凍結路面に気を遣う。









ひとけのない、静寂のむら。



限界を超えた限界集落の様相に心打たれる。


遠い昔のまま時間が止まった秘境に巡礼者は何を思うのか。


旅をしている喜びを感じずにはいられない。

この日の宿は教会の運営する公営アルベルゲ。


ゆっくり休むことにしよう。









オルニージョスの夜
オルニージョスの夜は寒い。
家の明かりは消えたままの集落には全くひとけがない。
町並みは健在なるも、定住人がほとんどない、巡礼中継地としての役割のみを担う村と察せられる。


しかし、巡礼者を飢え死にさせる訳にはいかないので、食事を提供する仕組みが必ず存在する。

昨年訪れた時は、通りの端のコリアンレストランに入った。
アルベルゲの管理人にそこでの食事の可否を尋ねると、やっているという。
但し、昨年居たコリアンはブルゴスに行ってしまい、今はアイルランド人が経営しているらしい。

夕食を是非そこでと申し出ると、後で店主がやってくるとの由。

極めて閉ざさるた村ゆえに、アルベルゲとレストランが緊密な関係を保っているのだろう。

約束の7時にレストランに向かうと、そこは電気の消えた、ロウソクの明かりのみの少し変わった場所であった。


巡礼者メニューとして、

1 パンプキンスープ または 
ブルーチーズとストロベリーのサラダ
2 ハンバーガー または
ベジタブルカレー または
トマトパスタ
3 デザート

の中から選ぶことが出来る。

この日は隣むらに住むというミュージシャンが弾き語り演奏を披露してくれた。

素晴らしい演奏だったがいかんせん寒すぎた。


アットホームなアルベルゲだが、やはり寒さは半端ではない。

夜はダウンジャケットを重ね着し、靴下にカイロを貼り、「象の足」を装着し眠りについた。

時差ボケがほんの少し解消したのか、前日は夜中一時に覚醒したが、この日は3時半まで目を覚ますことがなかった。

足裏カイロの力は絶大だ。





巡礼2日目 オルニージョスからカストロへリス
前日同様、7時に朝食を取り、八時に出発した。





天候は小雪。手先が冷えこごえる。
はじめの9キロはメセタの高地を行く。




まるで美瑛か富良野の丘のような丘陵地帯を延々進む。

とはいえ、ヨーロッパの田舎は何処へ行ってもこんな光景が当たり前なのである。

サンボルの集落。公営アルベルゲが一軒あるのみ。






やがて晴れ間がのぞく





2時間半歩くとオンタナスの村






公営アルベルゲがバルを兼ねていて、早めのランチにする。


片言の日本語を口にする店主がめっぽう面白く、腹話術を披露してくれた。

この村の名物おじさんに違いない。

約1時間滞在し、後半戦。


依然小雪の降る中、長い隊列で西を目指す。

先頭はHさん、二番手Uさん、三番手集団から遠く離れて最後尾はSさん。

やがて車道に合流、とはいえ殆どクルマは通らない。


6キロ地点の修道院跡を通過




ようやく目指すカストロヘリスの村が見えてきた。




中世の雰囲気が色濃く残る、いにしえの町並みに心躍る。





教会


石造りの家並み








今回投宿する村々の中では、間違いなく最も歴史的景観に満ちた場所である。

そんな村の中程に建つアルベルゲ。


明るい雰囲気の広々した空間に心休まる昼下がりを過ごした。







カストロヘリスの村にて
アルベルゲの若い管理人はめっぽう親切だった。殆ど英語は出来ないが、グーグル翻訳を駆使して、あらん限りの情報を提供しようと努力してくれた。

その日の夜は紹介されたバルで食事を楽しむことにした。



所謂巡礼者定食である「menu de peregrino」で、飲み物(ワインまたは水)、前菜、主菜、デザートがついて10ユーロ。

豆のスープ


豚肉を赤ワインで煮込んだ巡礼者定食ではお馴染みのスペイン料理。



前菜とメイン。

飲み物はワインか水と云うのが定番である。
スペインではワインはお茶同様なのである。

メセタの寒村は何処も人の温かさで満ちていた。
巡礼3日目 カストロヘリスからイテロデラベガ

そして巡礼3日目。

いつもの通り7時起床、8時出発とする。


古い町並みを抜けて


ほどなくして大平原へ 差し掛かると、真っ赤に染まる東の空から日が昇り始める。


中世の要塞都市然としたカストロヘリスの村が、赤く照らされた。

正面に屏風のごとくそびえ立つ台地を登る。



おそらく、この日のカストロヘリスからフロミスタ迄の25キロは、この巡礼企画の総距離180キロ中、最大の見せ場であることに間違いない。



 





台地を登りきると、真っ平らの道。


そんな道も長くは続かず、今度は目指す西側の原野が眼下に姿を現す。


アメリカ中西部を彷彿とさせるスケール感に感嘆の声が聞こえる。


アリゾナスカイの如しである。


そんな大平原をやり過ごすと、やがて森が現れる。


ブルゴス以降、全くと言ってイイほど木々の群れを目にすることが無かったのは、メセタの乾燥高地であるがゆえのものなのだろう。

ブルゴス県からパレンシア県へ越境し、にわかに水の「におい」がしてきた。


11キロ歩き、イテロデラベガの村でランチとする。
この日の投宿地、ボアディージャデルカミーノまであと8キロだ。







巡礼3日目 予想外の出来事
イテロデラベガで腹を満たし、さらに西へ進路をとる。

パレンシア県に入り、家屋のデザインが少し変わった。




ほどなくして再び穀倉地帯に差し掛かる。


3キロ程進み、峠を一つ越えるとはるか彼方にボアディージャデルカミーノの村が視界に入る。






ようやくたどり着いた村。


公営アルベルゲに向かうが、なんとクローズ。
昨年は開いていたのだが、何かあったのか?
民営アルベルゲがオフシーズンに閉めることは日常茶飯事だが、まさか公営アルベルゲが休業するとは予想外である。

諦めて、昨年立ち寄ったカフェ兼アルベルゲに向かう。
しかし、そこは定員が6人と云う。

ごろ寝でもいいから11人泊まれないかと、グーグル翻訳を介して訴えるが、店主は頑として受け付けない。

泊まるならフロミスタへ行けと。

フロミスタはさらに5.7キロ西である。
時刻はすでに2時40分。ココをゴールのつもりで歩いてきたので、先を目指す気力も削がれてしまっている。

しかし、我々に選択の余地はなく、再度気持ちを奮い立たせて、先を目指すしかない。

顔がひきつる面々。


運河沿いを歩き






フロミスタ市街地


ブルゴス以来の街場である

フロミスタには定員が50人以上の公営アルベルゲがある。

しかし!



まさかのクローズ。
公営なのに。
国鉄の駅もある町なのに。

コレには動揺を隠せず、一瞬迷う。

公営アルベルゲが閉まっているのに、民営がやっているはずも無い。
ココに泊まることを諦め、1822発の国鉄列車でレオンまで移動すれば宿はある。
切符は明日の日付だか、きっと車掌は許してくれるに違いない。

アレコレ考え街をさ迷ううちに、一軒のレストラン兼ホテルを見つけ、入ってみた。


グーグル翻訳を介してきいてみる。

泊まる予定のアルベルゲが閉まっていて困っています。
此方には11人で夕食付きで泊まれますか?

中略

交渉の結果、ひとり32ユーロで泊まれることになった。
温かい部屋と夕食とベッドが約束されたのである。

終わりよければすべてよし、である。



プロフィール

なかむら@みゆきの

Author:なかむら@みゆきの
高社山麓みゆきの杜ユースホステル
を営んでいます。
当サイトでは、地元民ならではのお勧めツーリングルート、温泉、B級グルメなどを宿主自らが実走調査を敢行!信州ドライブ&ツーリングにお役立てください。




【旅の記録】
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北海道ツーリング2011
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沖縄八重山紀行2008
沖縄八重山紀行2009
沖縄バイクツーリング2010
沖縄家族旅行2011
栂海新道縦走記2012
沖縄買出し旅2012
沖縄買出し旅2013夏
大阪帰省の鉄道旅2013
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アメリカ横断2014春
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