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北信州木島平より2020冬★ 
宿主の徒然なる日記
庄内の旅1
8月27日から1泊2日の旅に出ました。

目指したのは北。昨年夏とほぼ同じ方向です。
天気予報が少し気になりますが、大丈夫と判断し、まずは柏崎までクルマで走り、そこから越後線。しっかりと115系に狙いを定めます。
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6:30発の列車は人影もまばらで、分水まではボックスを独り占めできました。原型をとどめたシートに嬉しくなります。
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吉田で新潟行きに乗り換え、雨の中をさらに北を目指します。
天候の影響か、少しずつ列車が遅れ始めましたが、新潟駅には1分遅れで無事到着。
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列車運行情報アプリをチェックしながら先に進みますが、羽越線方向も遅れはないとのことで一安心。

新潟からは村上行きに乗り換え。通勤客の動きとは反対方向ゆえに車内はガラガラのままです。
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村上駅に到着。
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ここまでくると、駅待合室の乗客、ことに年配者の言葉はあきらかに新潟市とは異なりズーズー弁です。
調べたところ、阿賀野川以北では全く言葉が違うというのですから、新潟県も広いというものです。

ここからはきらきら日本海パスを買い求め、さらなる北上をはかります。

来年には新型車に置き換わってしまうという、在来気動車「キハ40」です。
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電化区間なのになぜ気動車?と思われる節もあるかもしれませんが、村上以南は直流であるのに対し、それ以北は交流。
交直両用電車を投入するほどの多客路線でもないので、普通列車は村上から酒田までは気動車が活躍しているというワケです。

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笹川流れをながめながらやがて県最北の府屋駅。ここまで木島平からは213km。新潟県の広さを実感します。
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えちごツーデーパスはこの駅まで。ここから先はきらきら日本海パス。
青春18きっぷ二枚分の値段で、妙高高原から羽後本荘、はたまたその先の由利高原鉄道や周辺のバスまで乗り放題という、夢のようなコンビネーション。普通乗車券扱いですから、スケジュールに応じて特急券を買えば「いなほ」「しらゆき」にも乗れるのです。

降り立ったのは鶴岡でありました。
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鶴岡から象潟
鶴岡の目的地はもちろんコフィア。
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12時過ぎに着いたので、珈琲店としては閑散期です。

いつものようにブラジルを注文すると、なんと品切れとの由。
お盆以降、お客が引ききらず、焙煎する時間もなく焙煎豆が底をついてしまったそうです。
代わりにタンザニアを注文。
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思わず唸る、何処の珈琲にも似ていない、別次元の味。
缶コーヒが珈琲とは似ても似つかないのと同じく、もはや単なるドリップ珈琲ではなく、「コフィアの珈琲」という飲み物であります。
濃度は勿論、艶やかかつ輪郭のハッキリした味わいは唯一無二であることを実感したのでありました。

約40分滞在したのち、さらに北上。鳥海山の姿が近づいてきます。
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酒田から特急いなほに乗り換えて象潟まで。
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ついに秋田県に入りました。
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当初はフリー区間の最遠となる由利高原鉄道の終点まで行こうかと考えましたが、50歳にもなると、ただ乗るだけではなかなか満足できなくなってきたのは事実でして、より観光の要素を取り入れるべく、象潟で下車。
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象潟の地形は独特です。
水田の中に点在する松原(島)がいくつも広がります。これは九十九島と呼ばれます。

こうした小さな島々が点在するのは、紀元前466年に鳥海山の山体崩壊が起こったためとされ、山頂から滑り落ちてきた岩のかたまりが、現在の島の原型となっています。

これらの島は、かつては湖(潟湖)に浮かんでいました。しかし、1804年に象潟大地震が起こり、地盤が2m以上隆起したため、陸地に島が浮かぶようになりました。そして、この陸地を稲田に使ったことで、この絶景が生まれたのです。

その島の間を縫って遊歩道(あぜ道)が整備されています。
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何気ない水路にもまた未知の風景を感じます。見慣れた田んぼの景色であっても、ところ変われば別物です。
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1時間ほど散策したのち、国道に出ました。
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こんな道路標識を目の当たりにすると、あらためて遠くに来たものだと実感します。

いっぽう新潟まで200km以上。単純に計算すると木島平まで370kmほどの距離になります。秋田県ですものねぇ~。
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今宵は最上屋旅館
象潟からは再び酒田を目指します。
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田舎の停車場の雰囲気がなんとも言えません。

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酒田で下車し、今日の投宿地へ向かいます。
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徒歩で約15分。町中のはずれにたたずむ大正時代のままの姿を保つこちら。
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昨年利用して以来、深く心に刻み込まれまして、すっかりファンとなってしまいました。

中でも三階にある、大正15年築そのままに残した、四畳半二間続き(小さな襖)の部屋がピカ一です。

別棟で狭い急な階段を上るため“屋根裏部屋”のような雰囲気があり、時が止まったような世界が味わえます。

宿の紹介文によると

「とても明るい部屋ですが繁華街のため見晴らしは良くありません。冷房は今後も取り付けず昔のままに使用します」

となんとも潔くもあります。

幸いこの日の酒田の最高気温は24度と、至って快適です。


館内のあらゆる場所がレトロです。
部屋に続く階段
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玄関
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一階廊下
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部屋の前の廊下。
廊下と言ってもこの部屋の利用者のみが通る廊下ですので、実質部屋のようなもので、喫煙コーナーになっています。
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そして部屋はこちら。

居間部分
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寝室部分
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寝室から居間部分を覗いたところ
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円形窓がなんともレトロでいい感じです。
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食事もおかみさんの心のこもった家庭料理はこんな食堂で提供され、内容も十分満足のいくもの。
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食事提供時間は18時から19時30分と幅を持たせていて、こちらのお膳は事前に調理されてあらかじめテーブルにセットされています。
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食卓に着くと、こちらのお肉を焼いて持ってきてくださいました。
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山形牛でしょうか?間違いなく和牛の柔らかテイストです。普段こんな肉は食べないので、すぐに判るのです(笑)


風情満点の部屋に泊まって1泊2食7000円台はお得感は抜群です。

東北の温泉旅館にはこうしたスタイルの場所が少なくありませんが、市中の商人宿においてこのような原形をとどめた旅館はなかなか見当たりません。




酒田彷徨
夕食前に港方面へジョギング。ベイエリアから山居倉庫までを適当に走り、4キロ弱の道のりとなりました。
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何度体験しても、旅先の夕暮れというのは感慨ひとしおなものがありますネ。
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夕食後には町に出歩いてみました。

北前横丁
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こぢんまりとした一帯に、屋台が立ち並ぶ横丁。
宿の食事はあえて白米を食べずにいたので、酒田ラーメンをいただきました。
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公式ウェブサイトより
====
酒田の繁栄は日本海の西廻り航路による海運によってもたらされ、それを支えたものが「商人魂」であり、そのシンボルは「北前船」でありました。
 また、酒田の中心商店街に賑わいと繁栄をもたらした一つに「柳小路マーケット」の存在がありました。ここには戦後から昭和51年まで、バラック建ての長屋があり、一店舗が3坪ほどの広さで、地元の新鮮な生鮮食品や特産品の販売店、飲食店など85店舗程が軒を連ね、正に市民生活の糧であり、それ以上に人情味溢れ、多くの人を引き寄せる魅力があり、市民は連日このマーケットに集まり活気づいていました。
 今、その商売の原点に立ち返り、当時の柳小路マーケットの風情を忍ばせつつ、湊まち酒田のシンボルである「北前船」になぞらえ「北前横丁」屋台村として復刻し、地元の食や食文化、歴史や魅力を広く発信するとともに、地元住民はもちろん多くの観光客やビジネス客に、港まち酒田の食文化に触れていただき、お店の繁盛を通して、中心商店街の賑わいと、地域活性化に寄与する事業です。

===

少し寂れた感のある地方都市の夜は何とも言えない旅情を誘うもの。

さすがにお腹いっぱいになって、お宿に戻りました。

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港町酒田
翌朝は8時に宿を出発。

まずは「おくりびと」のロケ地探訪から。
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NKエージェント
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主人公が山形の実家に帰った際にここで求人広告を見つけ、これに応募することになった現場です。

日和山公園
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酒田港を見下ろす景勝地はどことなく釧路の米町公園的な雰囲気が漂います。

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沖合の飛島にわたる旅客船の乗り場は目と鼻の先です。
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往復4000円とのことですが、日帰りも十分可能なので、またあらためて挑戦してみたいと思います。

ちなみにRORO型フェリーの就航はなく、住民の物資としての車両は岸壁のクレーンによって荷揚げされます。
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そして〆はやっぱり山居倉庫。
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この場所から鶴岡まで、路線バスが出ています。きらきら日本海パスの自由乗降区間にこの路線バスも含まれています。
鶴岡までの普通列車は数時間に1本しかなく、バスのほうが圧倒的に利便性は高いのです。



羽黒山参拝
鶴岡には約1時間で到着。

まずは駅前のスーパーに向かい、旬のだだちゃ豆を買い求めました。
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丁度前日におはよう日本で特集が放映されていたのをご覧になった方もおいででしょう。

だだちゃ豆は早生、本豆、晩成の3つに分かれていて、本豆が一番美味しいとされます。


しかも、本当に美味しいだだちゃ豆は鶴岡市白山(しらやま)地区のものとされていて、レポータ役のアナウンサー譲が自ら収穫体験、試食をしていましたが、番組でも紹介されていた通り、実は生産者(生産地)によって味が全然違うのです。

これは本当に驚くべきことでして、コシヒカリの味が産地によって微妙に違うというレベルではありません。

なので、スーパーには大抵試食が備えられていて、人気生産者のものはすぐに売り切れてしまいます。



スーパーを出たら次は羽黒山へ。
こちらへ向かうバスもまた、きらきら日本海パスの自由乗降区間に含まれています。
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約40分で、羽黒山修験のベース基地となる手向(とうげ)に到着。
運転士さん、親切に「雨が降るかもしれませんから、くれぐれも気を付けて。滑りやすいので。」と教えてくれました。

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ここはいわゆる宿坊街でして、伝統的町並みが程よく残されています。
戸隠に似た雰囲気を持っていて、私が大学生の時に買った「懐かしい町並みの旅」という文庫本に掲載されているのを読んで以来、ずっと訪ねてみたいと思っていたのでした。
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この場所にたたずむ門が羽黒山の入り口となる「随神門」。
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山頂(本殿)までは1.7km、2400段もの石段が続いています。
帰りのバスまで1時間半あるので、歩いてみることにしました。

せっかくなので、北信州ハーフマラソンのトレーニングを兼ねて、速歩で。

いったん標高を下げ川を渡ります。
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五重塔を横目に見ながら
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その先はひたすら上りの石段。
一の坂、二の坂、と名前が付けられており、中でも二の坂は長くそして急です。
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あまりに急なので、二の坂の終点にはこんなお茶屋さんも。
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通常50分かかるらしい道のりを30分で歩きました。もちろん息はザーザー、汗びっしょりです。

巨大な茅葺本殿も19mm広角レンズのおかげでこの通り。
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お参りして服を着替えサッパリしたらバスターミナルでだだちゃ豆アイス。

これがかなり美味しくてびっくりでした。

13時発のバスに乗り、鶴岡駅を目指しました。

それにしても庄内交通の鶴岡営業所の運転士さん、発車合図から左右確認、停止などあらゆる所作を声に出して運転されています。しかも親切でフレンドリーな人も少なくありません。

降りるときに訪ねてみました。

庄内交通の運転士さんはみなさん安全確認を声に出していらっしゃいますが。。。。。。

そうなんです。しっかりと叩き込まれますヨ。(^^)

今から30年前、京都での学生生活を4年経験した人間にとっては、長らく路線バスの運転士は怖くて愛想が悪くて、柄の悪い人が多いと刷り込まれたものですが、時代が変わり場所が変わればこうも違うものなのかと感心することしきりであります。


旅の終わりは115系で
次の列車までは約30分。1420発の酒田始発のあつみ温泉行普通列車です。
ネットで運用を調べたところキハ40系2連との由。
あつみ温泉からは特急いなほに乗り換える必要があります。

ですが、普通列車をやりすごし、1451発のいなほで新潟まで乗ると特急券は1340円。あつみ温泉からのっても同じく1340円。
普通の人なら30分待って鶴岡から乗るのでしょうが、私はあえて昔懐かしい国鉄の汽車旅の雰囲気を味わうべく、先発の普通列車を選択しました。
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そして鶴岡駅の名物駅弁「庄内弁」を堪能。
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黄金色に染まる水田、そして日本海を眺めながらボックスシートに身をうずめいただく駅弁のなんと贅沢なことか。
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こんなシチュエーションで駅弁が食べられる機会はそうそうありません。


わずか40分間の乗車でしたが、ほかに乗客は皆無。停車する度に車内に響きわたる在来型気動車ならではのブレーキエア音がこのうえない効果音となって旅情をかきたてます。
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あつみ温泉からは特急いなほ。
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車端部にしか席がなく、猛烈に揺れる残念な場所でありました。
新型の車両のはずですが、かつての485系に比べると、ドスドス響く振動が圧倒的でして、かつ横揺れ制御も不十分。
さらに遮音性も悪いときています。

曲線の多い区間を走る特急しなのに比べると、そのレベルは一目瞭然であります。

遠く粟島の島影
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新潟に近づくと空は雨模様。
日中は信越線、越後線ともに一部運休や遅れが出ていた模様です。

乗り換え列車は1704発越後線柏崎行き。
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115系の6連です。

吉田まではそこそこの混雑ではありましたが、それ以降、寺泊の先は通学の高校生もいなくなりまして、車内は貸し切り状態。

前日は「クハ」に陣取り録音を試みましたが、この日は抵抗器搭載の先頭「クモハ」。主電動機の音はもちろんですが、抵抗器を冷やすための「ブロワモーター」の音も賑やかで、なかなの収穫となったのは言うまでもありません。
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一泊二日の日程はあっというまに終了。

越後線録音、コフィア、象潟めぐり、酒田さんぽ、そして羽黒山。ここ数年ではもっとも充実した恒例の晩夏の日本海沿岸北上の旅でありました。







プロフィール

なかむら@みゆきの

Author:なかむら@みゆきの
高社山麓みゆきの杜ユースホステル
を営んでいます。
当サイトでは、地元民ならではのお勧めツーリングルート、温泉、B級グルメなどを宿主自らが実走調査を敢行!信州ドライブ&ツーリングにお役立てください。




【旅の記録】
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北海道ツーリング2009
北海道ツーリング2010
北海道ツーリング2011
北海道ツーリング2012
沖縄八重山紀行2008
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栂海新道縦走記2012
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