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北信州木島平2020早春賦★ 
旅と家族と日常を綴る宿主の徒然なる日記☆☆
旅の始まりは飯山線とウィラーバス

高社山から戻った同日夜、余韻に浸る間もなく旅立った。

2042発長野行き飯山線



長野駅からはバスに乗る。4列シートの少々窮屈な車両はこの日は満席。だが、片道3500円なので文句は言えない(^^)

途中、時間つぶしの長時間停車を2-3度繰り返しながら、横浜駅、東京駅と経由し最終到着地は大崎駅西口。


ここはウィラーバスのハブ拠点となっているようで、乗り継ぎで成田空港にも行ける。

私の目的地は羽田空港である。


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羽田空港まで徒歩2時間!?
羽田空港のウェブサイトをひらいて見ると、アクセスする方法としてこのような記述がある。
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徒歩でいくことはできないのか?
単純にそう考える人がいてもおかしくはないと思うが、残念ながらそのような記述はみあたらない。 

だが、今から6年前の沖縄旅行の帰りに羽田から大崎駅まで歩いたことがある。
当時の記録

実は大崎駅は羽田空港の最寄山手線駅であり、空港まで12kmの場所に位置する。

今回のフライトは11:15石垣行。バスはJR大崎駅に5時に到着した。
検査場通過に多少の時間を要するとしても、普通に歩いて2時間40分なので、かなりの余裕をもって到着できることになる。

12月8日(土)の国頭トレイルランを6日後に控え、長距離ウォークはトレーニングとしても大いに期待できる。
羽田までのモノレール代も500円程度浮かせることができる。まさに一石二鳥である。

齢50を過ぎても、あらゆるものごとに対しての好奇心は不変である。
時々写真で見るわが姿を見るにつけ、さすがに老けたと認めざるを得ない。
が、やっていることは昔も今もかわらず20代のままなのである。(^^)

迷わず歩いていくことにした。
グーグルマップをセットし、JRの線路沿いを南進。
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品川区役所前を通り、閑静な住宅街を縫うように行く。もちろんグーグルマップの言うとおりに進むのみ。
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やがて国道15号線に出て少し騒がしくなる。
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大井海岸駅を横目にさらに南へ行くと、旧東海道に差し掛かる。大森宿と思われる。
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ようやく空が明るくなり始めるとそこは町工場のひしめく下町の一帯。

羽田地区にさしかかると、運輸会社の倉庫やANAの訓練センターが見えてくる。空港が近いことを少しずつ実感する。
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8kmを少し過ぎたところで尿意を催し朝食休憩を兼ねてコンビニに駆け込む。
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比較的最近建ったと思われる新しいホテルがいくつも目に入る。ホテル前には送迎バスが控えていて、空港に向かう宿泊客を乗せて待機していた。

バスの側面には「羽田空港まで10分」などと書かれている。

穴守橋をわたるとそこはいわゆる空港島で、広大な駐機場が広がる。
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何故か歩いている通勤者が目に付く。どこからやってきて、何処へ向かうのか?
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グーグルマップはこの先、国際線ターミナルを経て第二ターミナルへ進むよう指示しているが、6年前はさらに南側の環八線を経由して大崎に向かった。

近いのは国際線ターミナル経由らしく、グーグルマップもそのように行けというのでそれに従うことにした。
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国際線ターミナルに差し掛かると、しかし、この先歩行者通行禁止の看板。
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強行突破できそうな雰囲気も無きにしも非ずだったが、何かあってはよくないので、ここで断念。
少し目的地とは違う国際線エリアに向かうことにした。
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せっかく節約した交通費だが、第二ターミナルまで無駄なひと区間を乗らなければいけないのかと落胆。
が、幸い無料のシャトルバスが運行されていてほっとする。
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大崎駅から国際線ターミナルまで10.6km、所要時間は2時間16分あまりだった。
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石垣行全日空91便
10時40分頃までラウンジで時間を潰し、その後69番ゲートへ移動する。
一日に本あるANAの石垣行直行便のうち、早朝便はB737,そして昼間便はB777-200が就航する。

旧石垣空港時代は東京行き便は一日に1本、しかも上り便は石垣の滑走路が短く離陸重量に制限があったために、いったん宮古空港に立ち寄り給油するという変則的運用であった。
中大型機であるトリプルセブンが石垣空港へ昔の石垣空港時代には考えられないことなのである。

1055に搭乗開始となり、5割ほどの搭乗率にて定刻通り出発する。
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フライトレーダー24で追跡してみると、同アプリが思いのほか高精度であることに気づかされる。
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横浜上空
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あいにくの曇り空で富士山を拝むことは叶わず。
知多半島をで南へ進路を転じるものの、陸上は目視できい。

高度40000フィート、時速730kmで進むB777は定刻よりも少し早い14:22着陸との情報
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飲み物はスープをオーダー
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結局石垣着陸直前まで地表を見ることなく飛行し、ようやく着陸5分前に島の北部にに到達、陸地を確認した。
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石垣空港から離島桟橋、西表島へ
預けた荷物を回収し、1445発離島桟橋行きバスに乗る。
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この日の最終目的地は西表島上原にあるユースホステル「いるもて荘」。

冬季は西表島の北部航路は欠航になることが頻発するが、この日は全便運行。
しかも15:30発の早い便に乗れそうな気配である。

バスは果たして14:26に離島桟橋に到着。
ダメもとで切符売り場に駆け込むと、なんとか乗れるという。

たとえ乗れなくとも16:50発の最終便があるので、そちらでも良かったのだが、少しでも宿でゆっくりしたいと考え、駆け込み乗船するに至った。

4年ぶりの離島桟橋訪問なので、慌てて乗ることもなかったのだが。

少し複雑な気持ちになる。
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左は八重山観光フェリーの貨物船「かりゆし」。8年前に一度乗った。
右は与那国島へ行く「フェリーよなくに」。こちらにも8年前乗ったが、それとは世代交代し4年前プレースされて新しく、かつ大型化された。
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上原までは40‐50分らしいが、この便は鳩間島を経由するので少し時間がかかる。
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週間予報は雨マークばかりゆえ、できれば欠航が頻発する鳩間島を先にしたい気もするが、ユースホステルは前日に予約してあったので当初の予定通りに西表を先泊とする。 鳩間島に接岸しているのに降りることのないもどかしさ。

なんだか辛い。

旅の組み立て上、鳩間島はあくまで最遠の地とし、最後まで大事に取っておきたい気もしたが寄港便なら仕方がない。

離島桟橋での駆け込み乗船、鳩間島への寄港。

どうも今回は気分を盛り上げるための旅の演出がイマイチである。
離島桟橋での乗船を急いだことがそもそも間違いであったと言わざるを得ない。

と悔やんでも仕方がないのだが。。。。。。


上原に到着
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そこから歩いて15分ほどで今夜の宿「いるもて荘」。

信州を夜出てきた冬仕様の服装は容赦なく汗をにじませる。
折からのにわか雨で湿度は限りなく100%に近い。

道端からは虫の鳴き声。
バナナの植わる畑や、あだんの藪を見ながら、南の最果てにたどり着いたことを思い知らされる。

いるもて荘は思っていたよりも高台の、人里離れた場所にたたずむ大きな建物であった。
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いるもて荘にて
八重山に何度も足を運んでいるが、いるもて荘は初めてだ。
鳩間島をのぞむ上原の高台に位置し、島に渡る前泊地としても利用価値は高い。
到着すると、ドイツ人スタッフ・ダニエル氏がたどたどしい日本語で案内してくれる。

オーナーの関さんは新潟県佐渡出身で、40数年前、夫婦で此処に移住し、ゼロからユースホステルとして設立、今に至るという。

敷地は広大で、数百坪にもおよぶ芝生の広場が圧巻だ。
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この日は西表島の最高気温が12月としては史上最高の29.4度と全国ニュースにもなった。

部屋は2回の6号室があてがわれ、期せずして個室となる。
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この日の宿泊者は私と女性3名。いずれも個人旅行者である。

そのうち二人はリゾートバイトを終えての帰りという。

館内は非常に複雑なつくりで、各所から屋上にアクセスが出来る。
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目前には鳩間島を望むことができる。
この時期にしてはベタ凪で、風向は東の風。明日の定期船出航はほぼ間違いない。
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パブリックスペースは広大で、食堂以外にもゆんたくスペースが用意されている。
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夕食はおおむね19時から。
同宿者が同じテーブルを囲んで食事をとる。ユースホステルらしくてイイ感じだ。
でも、こういうスタイルは慣れないと緊張する。 YHオーナーらしくないゾ。(^^)
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南国野菜の天ぷらと、チキンのトマトソース煮が美味しい。
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網戸はなく、常時このように開け放たれている。
蚊の襲来が気になるところではあるが(^^)
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翌朝、3名の宿泊者の内1名は石垣行の一番船で、もう一名は南行きのバスに乗って宿をあとにした。
私は10:30発の鳩間島へ渡る便で西表を後にする。

郵便船ではない定期船で鳩間に渡ったのは10年前はじめて訪れた時以来のことかもしれない。

昨日に引き続き季節外れのベタ凪の鳩間水道。
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南海の孤島鳩間島へ
いるもて荘の同宿者たちは早々と出発していった。
予想通り鳩間島への定期船が運航されることがきまったので、出発時間の10;45よりも少し早めの9:30に宿を発ち港まで送ってもらうことになった。
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島には2泊するつもりでいるので、滞在中の食材を港前のスーパーで買い物を済ませる。
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YHでは朝食の提供がないので、朝昼兼用でこんなものも買い求めた。
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マヨネーズたっぷりの大味なテイストがいかにも沖縄らしくてよい。(^^)

それを上原港ターミナルでほおばる。
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八重山諸島見取図
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鳩間島位置図
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鳩間島には商店はない。
飲食店もない。
警察官駐在所もない。
10年ほど前までは浮桟橋は整備されて居らず、毎日運航される定期船はなかった。

冬場は今でも欠航が相次ぎ、昨冬は連続21日も定期旅客船が欠航となったらしい。
欠航になっても、郵便物を運ぶ「郵便船」が毎日西表との間を1往復しているので、物資が完全に途絶することはなく、お願いすれば観光客もその郵便船に便乗することができる。

私が定期旅客船に乗れたのは10年ぶりのことである。
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第一便は石垣島を9:30に出港し、上原を経由して鳩間島に向かう。
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出港すると鳩間への最短距離ではなく、東寄りに進路を取る
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サンゴの堆積した島「バラス」を右手に望み
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海上に設置された航路浮標を忠実に辿り南東方向から鳩間島へ接近、入港する。
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日本最へき地「鳩間島」の古民家宿「くしけぇ~家」に泊まる

鳩間島の定住人口はわずか40人余り。

しかしこの島には小中学校が存在する。
島の「ネイティブ」は存在せず、そのほとんどが里子として通う子供たちである。「全て」ではなく「ほとんど」なのは、教職員の子供も含まれているからである。

文科省の管轄する全国の小中学校には職員への手当基準を定めるためのへき地等級なる尺度が存在している。
1級から5級に区分けされていて、5等級が最へき地ということになる。

長野県でいえば、もっとも秘境度の高いと思われる下伊那の飯田市上村の小中学校は2等級と定められている。
北海道でいえば、利尻島や礼文島などの離島は5等級。東京都でいえば小笠原や青ヶ島村もまた5等級となっている。

沖縄に目をやると以下の通りである

沖縄本島 国頭奥 4等級
南北大東 5等級
粟国 4等級
渡名喜 4等級
石垣島全域 3等級
波照間 5等級
西表全域 5等級
鳩間 5等級

正直この基準は現実にそぐわない。

ドンキホーテやマクドナルドが立ち並ぶ石垣島が3等級で、信州下伊那上村が2等級では全く説明がつかないし、西表島の各所が5等級でありがなら、その先に絶海の孤島のごとく横たわる、商店が一軒も存在しない鳩間島が5等級とはこれまた説明がつかない。

冬季は欠航が頻発し、商店、常時営業の飲食店も不在という、おそらく日本国内でもっともへき地度の高いのがここ鳩間小中学校なのだろうと察せられる。
客観的に見れば鳩間の等級は少なくとも特5級、もしくは客観的尺度で見るならば7等級位に定めなければ教職員も割が合わない。


そんな鳩間島。

学校関係者を除けば純粋な島民は20人ほどにしかならない。

公民館長(区長)を中心とした、いわば自治組織が出来上がっていて、公民館長みずから冗談半分、本気半分で「島の大統領」を自認するくらいの場所なのである。

そうした日本一のへき地が構成する特異な形態のコミュニティーは、訪れるものに特別な感動を生む。

10年前はじめて訪れた時泊まった宿「くしけぇー家」に今回も帰ってきた。* 一泊3500円(素泊まりのみ)
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築110年を超える、伝統的古民家の宿である。
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沖縄の各地には伝統様式をとどめる古民家宿は数多く存在するが、あくまで外見のみで内側のつくりは現代風に改築されたものがほとんどである。
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しかしここくしけぇー家は、建物全体が原形をとどめ、窓もサッシもない、まさに琉球レトロな体裁を保つ、極めて貴重な古民家宿なのである。
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宿主は寄合満(よりあいみつる)氏 63歳。
鳩間島生まれたが、現在は石垣本宅があり、ここはあくまで「単身赴任地」という。

10年前にはじめて訪れて以来、4年ぶり5日目の訪問だが、旧知の友の如く迎え入れてくれ、毎晩、小上がりのような場所もてなしてくれる。

どんなお客でも、夜遅くまで酒宴に付き合い自然体で接する。
「宿業は天職だ」と自他ともに認めるなかなか凄い人なのである。

4年前に訪れた時は、小中学校の教頭先生が毎晩のように飲みにやってきた。
近所のひとたちも頻繁に訪れ、酒宴に合流した。
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同氏の人柄がなせる業なのだろうが、ここ最近は飲み仲間が亡くなったり、3年ごとに交代する学校の先生も現在は疎遠で、夜のおつきあいはめっきりなくなってしまったという。

今宵も22時までゆんたくが続き、私は用意された一番座の蚊帳の中で眠りについた。
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【お知らせ】
12月2日から12月18日まで冬季休館となります。
この間の予約は電話でのみのお取り扱いとなりますのでご了承ください。
来年のイベントアップしました。下記のイベントバナーをクリックすると別ページに飛びます

【イベント】
*12月22日(土) 沖縄&北海道グルメフェア
*年末年始は満員となりました


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毎日更新!北信州の宿・高社山麓みゆきの杜ユースホステルOFFICIAL SITE




別館ログハウス楽天トラベルにてご予約受付中
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鳩間島の風景
初日午前中に到着した鳩間島。
何があるというワケではなく、何をするというでもない。

観光地には何かなければいけないかというと決してそうでもない。
普段と違う環境であればそれこそが観光なのだといつもそう思っている。

なので、飲食店がなくても困らないし、船が欠航になっても「またか」位にしか思わない。

そんな現実の世界ではあり得ないような、南海の絶海の孤島にいま居るのだという事実こそが観光なのである。
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初日は午前中に到着したので、しばらくのんびりしたのち、夕方から島を一周ランニングしてみた。一周してもわずか4km。
木島平の自宅の周りの定番コースが4.5kmなので、それよりも島の一周距離が短いのである。

道は全線にわたって未舗装で、そこを国頭トレランでも使用するトレッキングシューズで走ってみた。

道端には野生化した山羊がそこらじゅうで草を食んでいる。

そんな山羊は時々住民に捕獲され、浜でシメられバーナーで火あぶりにされる。
これを島では「山羊を潰す」という。

山羊を潰す様子を遠方から。
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近くで見るとなかなか見慣れないもので一瞬ひるむが、島民の狩猟であり、フムフムと黙って見学した。
親山羊と子ヤギの二頭だった。
山羊は住民の貴重なたんぱく源でもあるのだ。


北側にはいくつか名前の付いた浜があって、貝がゴロゴロしているのと同時に中国大陸から漂着したペットボトルが大量に打ち上げられている。
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通りはサンゴの石垣が連なり、伝統的八重山の集落風景を形成している。
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鳩間島の小中学校は建築から40年以上が経過し、現在新築工事中である。
工事業者が大型ダンプやミキサー車を操り、宿の前の狭い道を行ったり来たりしている。

対岸の西表島との間を貨物船「かりゆし」を用船して頻繁に往復していた。
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島の中ほどには鳩間島灯台があって、航路標識として重要な役割を果たしている。
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島の北側はサンゴの岩礁になっていて、平穏時でも大抵白波が絶えることがない。
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そんな鳩間島に2泊した。

宿主みつる氏がこれから建築するという「工房」の基礎工事の測量を手伝ったり、100kg以上もある重い溶接機の運搬を手伝ったりした。
何もしないけれども何もなくはない。

中日は天候が悪かったので、午後はひたすらパソコン仕事に没頭した。おかげで来年のイベント一覧を体裁よくまとめることができた。
絶海の孤島はIT関連ワーカーには申し分のない環境だろう。

秘境好き、離島好きは是非一度足を運んでほしい、そんな場所である。




鳩間島から石垣。幻の「泡波」を引き取りに
五回目の鳩間島だが、これまで定期船で島にやってきたのは2回目だった。
帰りに石垣までの直行便に乗れたのは今回が初めての経験だった。

それくらいにここ八重山地方でも冬型の影響を受けず海が静かだという証拠なのだろう。
岸壁から見る海も青く透き通っている。
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10時45分に上原を経由してきた高速船が鳩間に到着した。
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ここから石垣まで2300円。
ちなみに住民ならば往復で1300円なのだという。
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昨日は欠航したので、それなりにうねりも残っているだろうと察したが、果たしてその通りで、船は時折波間を飛ぶように進んだ。
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石垣港はオフシーズンとはいえ観光客の姿がひっきりなしで、各島へ行く船が次々に到着する。
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終端式のプラットホームが並ぶそのさまは、まるで阪急梅田駅か、上野駅地上ホームのごとしである。
そういえば前回やってきたときに存在した、ゲート上の出発案内のLED表示板が撤去されているのに気付いた。
調べてみたら、2015年にシステムダウンで復旧不能に陥り、そのまましばらく放置後撤去されてしまったという。
いかにも沖縄らしい。

時間は昼前だが、12:20にとある人との待ち合わせがあった。あの幻の酒「泡波4.5L瓶」を受け取るためである。
いつもお願いする人は同じなのだが、持ってくる人が異なり、そのたびに電話で連絡を取り合いながら受け取る段取りになっている。
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場所は離島ターミナル近くの某店前であった。

石垣市街の酒屋をのぞくと、税別33300円で売られていた。
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もちろん私はそんな値段では買わない。ちなみに定価は10800円だという。

しかし重い。液体が4.5kg、巨大な瓶はおそらく2キロくらいありそうだ。
母ちゃんが持たせてくれたオバサンチックなトートバッグに収まりそれで何とか運ぶべく試みたが、破れそうで怖い。
それよりも腕が痛すぎて長くは持っていられない。
早くどこかの宅配センターで長野に送ってしまいたいが、少し辛抱して持ち歩くことにした。

昼飯は石垣に初めて来たとき食べた安焼肉レストラン「ガストロ」。
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数日前の胃腸の不具合もいつの間にか完治していた。



竹富島のユースホステル高那旅館

離島ターミナルに戻り切符を買い求める。

今夜泊まるのは竹富島である。前回訪れてから6年が経過した。
同じく高速船。
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同じく浮桟橋が突き出た竹富港。
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港のつくりは基本的にどこの港も同じである。
集落へは約800mの距離がある。鳩間島が港のすぐそばに集落が形成されているのはその面積の狭さからくるものだろうが、基本的に八重山の離島の中心集落は港から離れているケースがほとんどである。

今宵の宿は高那旅館。ユースホステルと旅館を兼業している。
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受付をしてくれたのはお嫁さんとおぼしき30代くらいの女性だった。職業欄にしっかりと「高社山麓みゆきの杜ユースホステル」と記入したが、無反応だった。
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大体自分ですら、ゲストの職業欄までマジマジと見ること自体あまりないから想定内ではあるのだが(^^)
シーツを渡され、付近の地図(オリジナル)と星砂を記念にもらえる。なかなk粋である。

ユースホステルは旅館棟と完全に分けられている。受付を挟んで左側にYH専用の食堂があり、風呂場がある。寝室区画への出入りは外からも内からも可能である。
外入口へのアクセス
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沖縄特有の雨水タンク
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二階寝室区画への出入り口
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中庭は物干し場と、洗濯場。左側にコインランドリーが設置されている。
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風呂場へは厨房の脇を通っていくようになっていて、仕込み中の従業員(オーナー家族)さんが見える。目が合ったので

「私、長野県でユースホステルやっています。よろしくお願いします」

とあいさつした。

食事の席で身分を明かすと、気のせいか、同席の人に奇異の目で見られてしまうような気がする。

最近ユースホステルや、類似のゲストハウスに泊まる機会が非常に増えている。
だが、同宿者にははじめから身分を明かすことはしない。
インタビュー攻めに遭うことが多く、イチイチ説明するのが面倒だからである。

何よりも一介のお客としておしゃべりをしたいという本来の筋から外れていってしまうことが過去の経験上少なくはない。

ただ別れ際に、「私、長野でユースホステルやってます。みゆきのもりと検索すれば出てきますよ。ブログもありますので、よかったら見てください。」とだけ言い残し、其の場を立ち去るというのが常である。


かといってそうした人が実際に泊まりに来てくれたことはほとんどない。
なので、自分から積極的に吹聴することもしないし、逆に隠すこともしない。

ただ普通にしていたいだけの話なのである。


ゆんたく(談話)場
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食堂も旅館部とは完全に切り離されている。
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右の壁の向こうが旅館部の食堂。お客さんの姿がブラインドを施したガラス越しに見える。
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食事はこんな感じ。
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刺身、ミミガーの和え物、もずくの酢の物、三枚肉(豚バラ)と野菜の煮物、アーサー汁、ハンバーグ。
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かなりのボリュームにゴハンはほんの少しにしておいた。

食後、たまった衣類を洗濯にしようと洗濯場に向かうと、オーナーさんと話をする機会を得た。

完全家族経営なのだそうだ。

姉、妹、弟。
そして姉の次男坊夫婦

この5人が働き手として年中休みなく開けているのだという。


 ― おたくは今お客さん、ないのですか?


年中繁忙期の観光地ならではの質問である。


 ― はい。スキーシーズン前は開店休業なので、いつも閉めるのです。


それにしても家族5人で旅館経営とは羨ましい限りである。
後継ぎ問題が頻繁に議題にあがるユースホステル協会だが、この程度の規模で、かつ年中稼働しているからこそ可能な跡取りでもある。

しかし、昨今はYHのお客の比率は減るばかりで、もっぱら旅館部門が主力だという。

実際、繁忙期にはYH部門は受けないこともあるらしいということを聞いたことがあるし、長野県内でも時期によっては一切ドミトリを受けないYHが複数存在する時代である。
ユースホステルもいよいよ終末期かと実に末恐ろしい気もしないでもないが。

それにしても竹富島は活気がある。
保育園は一杯だそうで、実に賑やかな島なのだそうだ。

8年前訪れた時、自転車で通りを走る小学生が私の後ろをついてきたことがある。
実に人懐っこいのである。

その時のエピソードをオーナーさんに話したら、フムフムとうなずき、微笑んでいた。

竹富町竹富島は、まさに観光立国として、地域の子供たちへの教育も実に徹底しているのだった。



プロフィール

なかむら@みゆきの

Author:なかむら@みゆきの
高社山麓みゆきの杜ユースホステル
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