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旅の終わりは薫風舎 |
2週間に及ぶ長旅の終わりは薫風舎。 この日の泊まり客は私1人きりだった。
シングルユースの定番部屋の1号室。

ラウンジ

冷え切った体を暖めるべく、風呂に入り夕食は18:30から頂く。
今夜のメニュー。






夕食後はオーナー守分さんと宿屋談義に花が咲いた。 いつも話に加わるヘルパーさんは、体調が悪いのか、出て来られなかった。
朝は8時に食事。燃え盛る薪ストーブの前で食前コーヒー。


ジャガイモは「インカのめざめ」だろう。 食後も10時までラウンジでゆっくり過ごした。
ついに旅の終わりが近づいてきた。
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美馬牛から美瑛駅を経由して薫風舎まで |
美馬牛駅で降り何処を目指したかというと、「美瑛駅」。距離は8キロある。 歩いて行くのだ。
美瑛富良野の良いところは、もちろん丘の風景にあるが、その空気感まで味わうならば、やはり歩くに限る。
レンタカーを借りて名所巡りも悪くはないが、往々にして、有名な場所に行って写真撮影することだけが目的になってしまいがちである。
 しかし歩けば、接するもの全てが五感に訴えかけてくる。 風、水、土、風景。 朽ちかけた納屋や、牛舎、トラクタまでもが来訪者の旅情をくすぐる。
xxの木 xxの丘
などという名前はなくとも、十分にココロに響くのである。

時折クルマが通り過ぎるも、周囲は終始閑散。 丘の連なる雪景色は昨年歩いたスペイン巡礼路を彷彿とさせる。

美瑛駅には12時10分に到着、コンビニでバンを買い、駅の待合室で休憩がてら頬張る。

駅前は外国人旅行者の団体で賑やかだ。 観光案内所に立ち寄り、宿泊クーポンを受け取る。 先日の地震による影響を支援すべく、美瑛町が独自に実施している。
再び歩行再開。


残り3キロを少し切った所で、「オルテ山荘」前を通過。一昨年6月に宿のオーナーから勧められ立ち寄った眺めの良い丘だ。
個人の自宅だが、出入りは自由。 せっかくなので行ってみることにした。

十勝連峰を見渡す絶景の丘である。

すると、家の窓から「良かったらお茶でも飲んで行ってください」との声。
遠慮なくお邪魔することにした。

旭川から戻った所で、私が歩くのを追い越したらしい。 行く先を尋ねて、乗せてあげようとも思ったが、好んで歩くひとなら、その必要もないと判断したという。
一面ガラス張りのリビングはまさに絶景そのものだった。
1時間弱滞在したのち、ラスト2.9キロを歩く。 時間は15時を回り、日没が近づいてきた。

そして15:52、最後の宿「薫風舎」に辿り着いた。 布部から合計19.3キロの歩く旅。
12月3日にはじまった旅の終りにこれ以上相応しい宿はなかった。

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