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長岡にて |
吉田駅に戻り、弥彦線に乗車。

この駅は路線が十字にクロスする場所にあって、ローカル線駅ながら、広い構内が特徴でもあります。
以前はここに115系が集結するさまが壮観で、古き良き鉄道風景を彷彿とさせたものですが、今は昔。

東三条から長岡へ移動し、乗り換え向かったのは宮内駅

広いロータリーのこれまた由緒正しきローカルな駅前風景です。
13:36に列車が到着し、駆け足で向かったのはこれまた由緒正しき駅前食堂「青島」

ワタシ的には、日本で最も美味しい醤油ラーメンは此処。 駅前にあるロケーションも申し分なし。少々草臥れた店構えもまたよろし。
愛想のない感じもまた昔っぽくてイイのです。

ホント、旨いよね(^^)
それにしても最新のスマホカメラの画質のよいこと。
ついこのあいだまで使っていたHUAWEI HONOR6 PLUS。 あの当時は画質がいいと感じたものですが、今回のHUAWEIはそれとは雲泥の差。 本体価格10000円未満でこの描写性能。 欲を言うなら超広角があれば全く申し分ありません。
HONOR6 PLUS 作例



まさに雲泥の差。月とすっぽんであります。
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地方都市の駅前風景雑感 |
吉田に到着した後、駅の周辺を散策してみることに。
知らない街を歩くのは実に楽しいものでして、ことに、ローカル線の駅前の寂れた感はなんともいえない旅情を誘います。
丁度昼時でしたので、ランチを食べようと、駅前を巡ってみます。
有人駅の駅前には大抵商店、そして大衆食堂が存在したもので市が、ここ10年ほど、その図式が完全に崩れてしまった感が否めません。
米坂線小国駅 関西本線伊賀上野駅 石北本線当麻駅 羽越線酒田駅
駅名から推察される駅前風景と、実際の光景にかなりの差異がありまして、関西本線伊賀上野駅前に本当に商店がなかったのには驚きました。
ここ吉田駅もしかりです。

駅前には新潟の有名菓子店「大坂屋」が、のれんを掲げていて辛うじて駅前の体裁を保っていますが、食事をする場所がありません。
衰退する地方都市の商店街に共通するのは元商店を使用した介護サービス、そして学習塾。 ここ吉田駅では学習塾が特に目立ちました。


結局食堂らしき食堂を見つけることが出来ず、(一軒カキ氷屋はあったが、食堂というほどでもなく食指が動かず)駅に戻りました。
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越後線で115系ざんまい |
今日は早起きして越後線へ。 毎年恒例の乗り鉄第二回であります。
クルマで黒井駅まで行ってそこから信越線。


柏崎始発の越後線列車に乗り込みました。

10年前までは当たり前のように走っていた、珍しくもなんともない115系なのですが、いよいよ風前の灯火と化してきまして、来年3月にはおそらく全廃との噂。
鉄道ファンは、何かにつけて廃止が近くなると騒ぎ立てる性質を持ち合わせています。 いわゆる「葬式鉄」などと呼ばれますが、なくなる対象が彼等にとって馴染みであったかどうかはあまり関係ありません。
ですが、私にとって115系の廃止は、私が愛してやまない古き良き国鉄時代の匂いが消えてしまうその瞬間でもあります。 遠く離れた、ほとんど乗ったことのないローカル線が廃止されるのとは全く次元が違うのです。
非常に地味な車両なので、マスコミが騒ぐことはまずありませんが、鉄道ファンにとっては一大事でもあります。

その走る音を録音するのが今回の主目的。 動画撮影ではなく、あくまで音のみを収録するのです。
実は私、録音テツなのです。
今を振り返ること1982年1月中学1年生の冬に、はじめて友人と雪見の旅に出かけました。 米原発長岡行きの長距離鈍行列車でありました。普段京阪電車しか乗らない少年にとって、赤い電気機関車が引っ張る客車列車は珍しい物でした。 その時、大きなモノラルラジカセを持参し、その列車の走行音を録音したのでした。
車内での友人との会話が鮮明に記録されていて、それはそれはいい記録になりました。 すでにそのテープは消滅しましたが、大事に取っておけば良かったなと、少々後悔しています。
音のみを収録するメリットは何かというと、映像よりもむしろリアルにその情景が蘇ってくるところにあります。
音を聞くことで、景色を想像する。 昔流行った曲を聞くと、当時の思い出がリアルに蘇ってくることがあります。
耳に入ってくる音が、脳内を活性化し情景を思い返させるのです。
そのほかにも、たとえば、寝ているときに見る夢。 これは浅い眠りの状態で、ビジュアルがないまま、想像した情景が脳内でぐるぐる巡る現象だと思うのですが、結構リアルな夢もありますよね?
音のみのメリットはまさにそこにあります。 目をつぶって音を聞くと、録画したビデオを見るよりもリアルな光景が脳内に再生されるのです。
柏崎⇒吉田⇒柏崎⇒吉田 と3回115系に乗車し、クモハ、モハ、クハの3か所で収録。 分かる人にはわかるその違い。(^^)
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昔に還る旅 |
人はだれしも少なからず、昔の思い出や体験を拠り所にして生きています。
私の場合、この夏の汽車旅は遠い昔に還る旅でもあります。
汽車旅が魅力にあふれていた昭和50年代、私はひとり鳥取東伯や、熊本芦北の祖母宅へ毎年汽車旅を楽しんでいました。
酒田の旅館「最上屋」さんの立地、空気感、匂いは、無意識のうちにそんな祖母宅で遊んだ思い出と重ねて見ているような気がします。
羽越線の光景は、山陰線の香住~鎧あたり、もしくは日奈久~肥後田浦あたりの海岸線にかぶるものがありますし、新発田以北の下越地方や鶴岡~酒田あたりの広大な田園風景は大山の裾野の水田地帯と重なって映ります。
もう乗れなくなってしまいましたが、快速「くびきの」で何度となく経験した、485系の重厚な乗り心地と鉄道唱歌のサウンドは、特急有明号そのままでした。
窓を開け放ち、ディーゼルエンジンの排気ガスのにおいを嗅ぎつつ風を浴びる。 走る列車が刻む音は幼少時に体験した山陰本線を彷彿とさせる音風景です。 五感を研ぎ澄ませ、体全体で感じる旅は夏ならではといえます。
キハ40系や115系が活躍する最後の2019年夏。 それは、きっと私の汽車旅人生のひとつの終わりなのかもしれません。

新潟からは新幹線に乗り、長岡、そして柏崎。

信越線の主力だった115系はすでに過去のもの。
やっぱり寂しいですね。
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だだちゃ豆、そして羽越線南下。最後のキハ40かも |
鶴岡で降りた目的は、だだちゃ豆でした。
鶴岡市白山地区でのみ栽培される、濃厚な味わいが特徴の枝豆であります。
数年前、はじめて買って帰り、好評だったので、今年もまた買って帰ることにしたわけです。
コフィアの隣にあるスーパーと、すぐ近くの農協直売所で買い求めることができますが、今回は両方の店をはしごしてみることに。

マメの売り場には、必ず試食が備えられています。
作り手によって、味が違うので、食べてみてからでないと、その実力を知ることはできないのです。 正直、味の優劣はハッキリします。

もちろん、ハイレベルな比較ですので、イマイチなものはないのですが、人気農家の物はすぐに陳列台から姿を消してしまうのですから不思議なものです。
この日は直売所で1袋、スーパーで1袋、合計2袋を買い求め、保冷バッグに詰めて鶴岡を後にしました。 要冷蔵の枝豆。味を保つには、運搬にも気を遣うのです。
次の列車は10:00発村上行き。
大雨降りしきる中、「首都圏色」の編成が到着。

時間は少し早いのですが、村上着が11:30頃になるので、早めの昼食に駅弁を買い求めました。

かれこれ3回目の「庄内弁」はすっかりお気に入りです。
キハ40のボックスにで食べる駅弁はきっと今回が最後。

格別な1時間半のキハ40旅でありました。
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珈琲のはなし |
宿の朝食は7:00。
朝食もまた品数豊富で満足度高しです。

宿主さんとひとしきりお喋りしたのち、酒田の町並みを抜けて、1・6km先の酒田駅まで歩いてゆきます。
列車は7:56j発鼠ヶ関行き。

ホームに入る前にNEWDAYSで珈琲を買い求めました。
コンビニ珈琲は各社工夫を凝らしてオリジナリティを追求していますが、珈琲マニアの視点からすると、NEWDAYSのものが一番レベルが高いように感じます。

珈琲業界というのは、往々にして珈琲に無知な素人に美辞麗句を書き並べ、能書きでその気にさせる傾向にあります。 この傾向には少々懐疑の念を抱かざるを得ません。
コンビニ業界もこぞって珈琲には力を入れています。 スペシャリティ珈琲だの、エスプレッソだの、高級アラビカ種だの、能書きは枚挙に暇がありません。
例えば、ローソン。 シングルオリジンを販売してみたり、ブランドを前面に出しての販売戦略は一歩先を行っているように見えます。 ですが、抽出温度が高すぎて妙な風味が気になります。樹脂製の容器の風味のようなきがしなくもありません。 能書きは非常に立派ですが、熱すぎるのがいけません。
一番人気と言われるセブンイレブンはもっとも無難な仕上がりかもしれません。 昨年リニューアルして、苦みが強くなったように感じます。
ファミリーマートは昨年までエスプレッソ式抽出で、濃厚さを売りにしていましたが、焙煎度合いが強すぎて、焦げ味が過ぎていました。申し訳ありませんが、初めて飲んだ時、全部飲みきれずに途中で捨てたことがあります。
今年になって改良したのですが、依然焙煎度が強く、苦み先行です。 以前よりはだいぶ良くなりました。
同じ値段で「濃いめ」を選べます。液量もあまり変わりません。 でも、濃いめの割にはその濃さを十分に楽しむことのできるレベルではありません。
その点、NEWDAYS。 開発担当者がそれなりに珈琲に詳しい人なのではないかと思われ、マンデリンをブレンドしているのがイイ感じです。 しかも、ファミリーマート同様、濃いめを選べますが、液量を半分にして抽出、明らかに濃度の高い珈琲がサーブされます。

200円払って、ダブルで抽出すれば、濃い珈琲が好きな人にはたまらないと思います。
旅には欠かせない、エキナカコンビニ。そんな中、NEWDAYSの珈琲は、コンビニ業界の中では一歩先を行く、クオリティー。 私はJRの回し者でもなんでもありませんが、コンビニ珈琲の中では一歩先を行っているような気がします。
三たびキハ40に乗って、鶴岡を目指しました。
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酒田ラーメン |
夕食を終えたのが6:30と早く、まだ明るい酒田の街に繰り出してみました。
胃袋に余裕を持たせていましたので、酒田ラーメンなるものを体験しようと企んでブラブラと。
最近できた屋台街。

その先にたたずむ酒田ラーメンの老舗、川柳


昔懐かしいメニューサンプル

店内には客人が5‐6人。 みんなラーメンを食べています。
イチオシはワンタンメンとのことで、迷わずオーダーしました。
あご出汁が酒田ラーメンの特徴でして、あっさり醤油味が味のポイントとなっています。
 家系や、二郎系、上越のあごすけなどに代表される複雑濃厚スープとは全く異なる、古式ゆかしい醤油ラーメン。
加水率の高いストレート細めんは、強いコシがあるわけでもない、実にクラシカルなテイスト。 地元に愛される、昔ながらのラーメンでありました。
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酒田の夜 |
キハ40ディーゼルカーに約30分乗車するとそこは湊・酒田。


駅前は繁華街から外れていて、実に閑散とした雰囲気です。

そこから歩いて本日の宿へ向かいました。
シャッター街が連なるのはどこも同じですが、ここ酒田も例外ではありません。 鶴岡に比べると、少し寂れた印象を受けます。
今宵の宿は最上屋旅館。

5月の月山コブ合宿出張の前泊にも利用しましたので今年2度目の宿泊です。
2年前に初めて利用しその佇まいに痛くほれ込んでしまった次第。

3階の屋根裏部屋(?)は先約があり、今回は2階の8畳間。
隠れ家感ではやはり3階の3畳+4畳半の続きの間が上手ですが、この日は真夏日でして、エアコン付きのこちらで正解だったかもしれません。

食事は私ひとりだけ。
一般家庭料理なるも、出来合いの物はひとつたりともなく、心のこもった品々でありました。

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羽黒山 |
珈琲屋をあとにして、駅前バス乗り場に向かいます。

きらきら日本海パスでフリー乗車可能な羽黒山を目指すことにしました。 盆明け直後とあって、まだ観光客の姿も多数。
大鳥居を抜けて、標高400mの羽黒山。


木島平よりも標高は低いのですが、平野部からの標高差400mとなると、そこはまさに別天地の感があります。
昨年は、下から3000段の石段を30分かけて速歩しましたが、数日前の肉離れのため、上から下に向かって歩くコースを選択しました。
大迫力の本殿。

神秘的な杉並木が続く石段をひたすら下り

途中のお茶屋で一服し、平野を一望。 いいなぁ庄内は。


15分後、五重塔を経て山門入り口にあたる随神門に到着。

バスの発車時間まであと20分ほどでしたので、ここから先に続く手向集落を、3つ先のバス停目指してさらに歩行。
一帯は宿坊街になっていて、風情たっぷりの町並みが広がります。

結局1.5kmほど先のこのバス停でバスに追い付かれて市内行きへ乗車。

鶴岡に戻ると、列車までに時間があったので、再びコフィアで今度は「ブラジル」を注文。

酒田行きのディーゼルカーに乗り込みました。

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