両端に機関車のつくプッシュプル方式は日本の新幹線方式とは異なる。 オール二階建て車両で、私が25年前に乗ったパリ発ダンケルク行き TGV とはかなり違う車両だ。
指定された席は一階。 座席間隔は LCC 並みに狭く通路も狭い。 東海道新幹線とは雲泥の差である。
狭いと不評だったJR東日本のE4系と比べてもその狭さは明らかである。
二階席
時速320km の世界がどんなものか、四年前の東北新幹線で一度体験済みだったが、今回も同じ320 km 走行は期待できる。 ただしルクセンブルクを出発してから南へ100 km ほどの区間は時速160 km に抑えられ、その後2007年に開業した TGV 東線の新線区間に入って初めてその本領を発揮する。