佐渡島に行ってきました。
先日薫が応募したテレビ番組の懸賞が当選し、実質0円の旅でありました。
しかし折からの大寒波により、当日ギリギリになっての出港が決定し、慌てて家を飛び出しました。
出港30分前の9:00に直江津港到着。かなりのシケが予想されるため、あらかじめトラベルミンを飲んでおきました。
片道2時間半の佐渡航路とはいえ、過剰なほどの豪華設備。まるで北海道航路のような雰囲気です。

銅鑼の音が鳴り響き、いよいよ出港。堤防の先の港外からは激しい波が打ちつけ、海面にはうねりと白波がはっきりと見て取れます。
灯台を通過するといよいよ揺れがはじまりました。初めは気になりませんでしたが、出港1時間半後の11時ころ、動揺のピークを迎えます。

この船には二等船室が5室ほどあるのですが、乗船後、ガラガラの部屋を見つけ船首方向左側の部屋を陣取りました。
ところがこの部屋が一番揺れの激しい場所だったということを、このとき初めて知ったのでした。
事務員がやってきて、
「ここ、一番揺れるところなんですよ。もしよろしければ移動なさいませんか?」
しかし、あまりに揺れる上に、気持ち悪くなるのがイヤで起き上がりたくないので、じっとしていました。
が、揺れは激しくなる一方。水塊が船首部を容赦なく叩きます。冗談でなく「ドーン!ドーン!」と、まるで何かに衝突したかのような衝撃を感じます。
左舷船室窓からの海面のようす。 波しぶきが容赦なく窓を叩きます。波高5mくらいはあるでしょうかネ?


間違いなく、私の船旅史上最大の動揺でありました。
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