毎年晩夏恒例の日本海沿岸北上の旅に出ました。
第一の目的はコフィア。
12時過ぎに着いたので、珈琲店としては閑散期です。
いつものようにブラジルを注文すると、なんと品切れとの由。
お盆以降、お客が引ききらず、焙煎する時間もなく焙煎豆が底をついてしまったそうです。
代わりにタンザニアを注文。

思わず唸る、何処の珈琲にも似ていない、別次元の味。
缶コーヒが珈琲とは似ても似つかないのと同じく、もはや単なるドリップ珈琲ではなく、「コフィアの珈琲」という飲み物であります。
濃度は勿論、艶やかかつ輪郭のハッキリした味わいは唯一無二。
この日初めて尋ねてみました。
一杯出すのに何グラムつかうのですか?
110cc の仕上がりに対し10グラム強です。
思わず言葉を失いました。10グラム強がどの程度を意味するのか、突っ込みたくなりましたが、おそらく企業秘密と判断し、あえて尋ねることは控えました。
しかし、一般的常識を当てはめるならば、10グラム強とは11~12グラム。多くても14グラムがいいところです。
130cc 程のコーヒカップ一杯に対し20グラム使うネルドリップカフェを二軒ほど体験したことがありますが、ウチの珈琲より濃い店はありませんでした。
なのに。。。。
珈琲の味は生豆で決まる
などと言う珈琲屋は多いですが、そうした輩には是非コフィアの珈琲を飲んで頂きたいものです。
スペシャルティー珈琲でもない、タンザニア モンデュールエステートが、卓越した焙煎と抽出で、こんなにも劇的昇華を遂げるのですから。
マスターの淹れるタンザニアを目指して、焙煎豆を200グラム、ネルフィルターをワンセット買い求めて店を後にしました。
という訳で、今週末のスペシャル珈琲はコフィアのタンザニア。
ケーキは母ちゃんに頼みこんで、何かスペシャルなものを作って貰います(笑)
先日作ってくれた「オペラ」。
気絶しそうな旨さだったナア。。。

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