昨日一昨日で、念願のスノーモンキーに乗車しました。
ご存知、今年2月に長野電鉄が成田エクスプレスを短編成化して導入した特急列車です。
初日は長野から須坂までの区間乗車にとどまりましたが、昨日は全区間乗車し、じっくり観察してきましたので報告しておきます。
まず。
乗車したのは長野14:57発 特急11A。

内装はほぼ原型をとどめています。でも水周りはすべて使えないよう目張りがなされています。 三両編成のうち、長野方2、3先頭車はいわゆる1次車で、真ん中が向かい合わせになった、方向転換ができないベンチシートタイプのあれです。
 航空機を意識したふたつき荷物だなが特徴。
クッションもヘタリ気味であります。
一方1号車は5次型で開放型のノーマル棚、シートは固めのクッションの転換式簡易リクライニングシートです。
 購入に当たって、わざわざタイプを変えて組成しなおしたのではないかと思われます。
そしてこの日は奮発して
SPA猿~んの
指定券をGETしました。湯田中方先頭部にある、1列車1室限りの元グリーン個室です。予約販売はなく、当日の朝6:00から当該列車の始発駅のみで発売されます。
出てきた券はなんと手書きの硬券



片道45分の区間に1100円もの特別料金(特急料金100円を含む)を払うなど、勿体無いと思われる節もあろうかと思いますが、近鉄や小田急で特急券を買って普通座席に座ることを考えれば、十分リーズナブルという考え方もアリなのではと思いますネ
乗り心地は先頭車の台車の上ということもあり、ロングレールが皆無の地方鉄道とあって、小気味よいジョイント音と揺れが良い感じです。 成田エクスプレスではほとんど聞かれなかった「ガッタンゴットン」という音に違和感を覚える人もいるかもしれません。
でも平成初期のJR型オール鋼体車両とあって、遮音性は良好です。「ゆけむり」よりも静粛性は上と思われます。
しかし何よりも、ゆったりしたソファー型の4人掛シートは、まるでトワイライトエクスプレスのA個室ロイヤルの如しです。 夕闇迫る善光寺平を車窓越しに眺めていると、これは寝台特急なのでは?と錯覚するほどです。 羽越線の村上以北に見られる、カーブの多い低速区間の乗り味と雰囲気にそっくりです。(モーター音は別として)
地下鉄にはじまり、市街地、りんご畑、高社山。 めまぐるしく変化する車窓風景を眺めながらのひと時の夢ごこちでありました。お勧めですよ~!!
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