眠りが浅いまま4:20にネットカフェを出て、新潟駅へ向かいます。
乗車するのは始発の4:56発村上行き快速。

新潟向けの通勤時間帯の回送の役割も果たしているので、6両編成と長く、途中駅の停車も申し訳程度。
通勤電車ゆえにロングシートのE127系。

はっきり申しまして、乗り心地はよくありません。コイルバネの115系の方が好感が持てます(^_^)
朝焼けが美しい越後平野。

村上まで来ると、平野も狭くなり、いよいよ県北の雰囲気。
ここからはキハ47の酒田行き普通列車。交直流電化区間をまたがるので、気動車による運転となります。

ワンマンではなく、いわゆる国鉄型。飯山線のキハ110に比べると旅情が引き立ちます。
村上を出ると間もなく沿線位置の景勝区間「笹川流れ」。


昨夜の雨がチリを洗い流し、粟島が手に取るように望めました。
昨年は県境の駅「府屋」まで行きましたが、この日のスケジュールだと府屋まで足を伸ばすと、折り返し列車が12分後にやってくることになります。 いくら「乗り鉄」とはいえ、12分では短すぎます。
少し手前の越後寒川で降りることにしました。6:30着。

駅はもちろん無人駅。
 駅前には数軒の民家があるのみで、線路沿い反対側は国道7号線、そして海。 しかし海に出るには駅前の市道を大きく迂回しなくてはなりません。
何処にも行かずに駅前、そして駅構内をウロウロするだけ。

でも、この何もしない感じがたまりません。駅を肌で感じ、空気感を楽しむ。 まんが「鉄子の旅」で有名な横見浩彦氏の感覚そのものです。
この感覚、わかります?
わからないだろうな(笑)
つぎに乗る列車は7:03発の新津行き。 やがて通学の高校生が集まりはじめ、この列車が通学列車であることを知ります。
|