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那覇から残波岬 |
空港でレンタカー会社のマイクロバスに乗り、毎度おなじみABCレンタカーの営業所へと向かう。
インターネット旅行サイトで予約した3泊4日免責保証料込みで8100円の軽自動車。
沖縄は本当にレンタカーが安いのだ。
かといって、旧型車ではない。この会社はかれこれ4度目の利用となるが、いつもそこそこ新しい車があてがわれる。 この日の当番はホンダライフ平成20年式である。
 色こそ地味であるが走行距離は8万キロ強、去年の冬に借りたアルトと同様、剛性のしっかりしたいい車だ。
まず向かったのは空港近くのパイナップルハウス。

いろんな媒体で見聞きはしていたが、訪れるのは初めてである。 この店がすばらしいのは、なんといっても試食のパイナップルが食べ放題なこと。
試食が食べ放題とは、なんともおかしな日本語ではあるが、実際そう書いてあるのだから仕方がない(^_^)
名護パイナップルパークが以前に比べると試食が貧弱になってしまいガッカリしたものだが、ここはなかなかすばらしい。
次に向かったのは北谷の海岸。 ここで溜まったブログやFacebookを一気に書き上げた。
6時過ぎ、あたりが真っ暗になり、今夜の食事場所へ移動した。
昨年の冬初めて訪れて感動したピザ屋。


980円であらゆるもの、飲み物が食べ放題である。




ピザ6種類、サラダ15種類、スパゲッティー2種類、カレーライス、タコライス、スープ、スムージー、プチケーキ、ソフトドリンク、コーヒー。
本土におけるバイキングレストランの主流と言えば、「ステーキ◯ん」や、「ステーキガ○○」が定番であるが、コストパフォーマンスで言えばこちらが断然上だ。

炭酸ドリンクを飲みながらピザを食う。全く沖縄らしいアメリカンな夕食であった。
しかしこのルートビアにはなかなか慣れることができない。

モロ消炎剤の香りナノだから(^_^)
その日は残波岬にて投宿した。
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2日目は雨のいちにち |
2日目は雨。 残波岬から北に針路を取るものの、途中豪雨に見舞われ、たびたび停滞を余儀なくされる。
恩納村を抜けたどり着いた名護市の道の駅。

ここのサーターアンダギーが超有名。

お昼近かったが1個だけ買い求めて食べてみた。
 ばっかりわれた感じがなんともプロっぽくていい。
母ちゃんが作るのもとてもおいしいけれど(^_^)
さらに北を目指す。 途中、津波と言う地区に立ち寄る。

以前から何度もこの地区の前を通ったことがあり、その佇まいが気になっていた。 そして今日ようやく寄り道をして、集落の中入ってみることにした。
伝統的様式の民家が多く立ち並ぶ沖縄らしい集落。

これはなんと散髪屋。

沖縄を舞台とした映画に出てきそうな位の渋い佇まい。
伸びきった髪と、中途半端に伸びたヒゲを剃ってもらいに思わず入りたくなる衝動に駆られる。 どうせ外は雨。特別行くあてもない(^_^)
しかし昼12時が近づいていたので、お目当ての食堂へと急ぐ。
目指したのは国頭村。 国頭スーパー

2年前家族で来た時、ここで春花の算数ノート買った。 これがその時の写真

そしてお昼ご飯をいただくこの食堂にやってきた

波止場食堂

港湾関係の労働者や、漁業関係者の胃袋を満たすために、これでもか!と言わんばかりの超大盛りが有名な食堂。
おばさん1人で切り盛りしているが、応対は実にそっけない。

店に入ってもいらっしゃいませの声はかからない。 待っていても、注文を取りに来る事は無い。
そういった事情は承知済みなので、厨房をのぞき込み、大声でポークたまごを注文。
いくつ?
ひとつ
味も素っ気もない(^_^)
10分後でてきたのはこれ。

メインディッシュ、汁物、ご飯。
一般的なポーク卵のイメージとはかなり異なる、脂ぎった畜肉加工食品のてんこ盛り(^_^)

角度を変えると、ようやく卵が顔を覗かせる(^_^)

ワンプレートの上にあらゆるものが重なるように盛り付けられているさまは、先日訪れた松本の山賊焼きの「源太」に通ずるものがあるが、ここまでごちゃまぜに重ねられてはいなかった。
時間を追ってどんなものが出てくるかお見せしよう。
食べる前。 ベーコンが表面を覆うように盛られている。

ベーコンを食べるとウインナーが姿を現す


ここまで食べ進み、ようやく卵が全貌を現す(^_^)


2,000キロカロリーオーバー確実。 晩御飯は食べるまいナ(^_^)
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沖縄に一体何をしに来たのだ? |
波止場食堂でお腹いっぱいになった後、岸壁の端っこに止めた車の中でたまった日記を一気に書き上げる。
外は相変わらずの雨。 2時頃ようやくエンジンをかけ次の場所へと移動。 とはいえ観光するわけにもいかず、ただひたすら南下。
途中農産物直売所に立ち寄りめぼしいものがないか物色をしてみたが、有名な柑橘類である「たんかん」はまだ先とのことで、何も買わずに退散。

普通のみかんは売られていたが、今我が家はみかんには困っていない。
 結局、古宇利島へ渡るも、雨風が強まって、運転することさえできなくなり、そこでthe end。

何をしに来たのか全くわからない沖縄2日目が過ぎていった。
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夜明けとともに備瀬崎へ |
とにかく風の強い夜だった。 眠りを浅く、何度も風の音で覚醒状態になる。 6時半頃ようやく空が明るみはじめ、人を開始した。

まずはファミリーマートで朝食のパンを買い求める。
沖縄でパンと言えばやっぱりぐしけんパン。 これは同社製品の、なかよしパンハーフ

これがハーフならフルは相当な大きさである(^_^)
ハーフでも充分多いので、半分だけ食べて、残りは明日の朝食用に取っておくことにした。
この今帰仁、本部、備瀬一帯は、昔ながらの家並み街並みが多く残っている。
思わず車を止めて脇道へ寄り道したくなるような雰囲気に満ちている。
こんな狭い路地や、

こんな古い商店。

私にとっては、まさにお誂え向きの場所である。
備瀬崎を含む本部といえば、一般的には美ら海水族館が有名だが、一人旅の今回においては、全く興味の対象外で、スルー。
やはり、備瀬崎と言えばやはりフクギ並木である。

車の通りも充分美しいのだが、一本奥に入った白砂の路地並木はさらに美しい。

朝早いこの時間は、住民が竹ぼうきできれいに履き清めている姿が目立つ。

まるで竹富島のようだ。

フクギ並木の1番奥まで行くと、広い駐車場になっており、すぐそばが海になっている。

海岸は平らな磯を形成しており、穏やかな海であれば、潮だまりに魚が観察できそうだ。

もし今度家族と沖縄を旅行する機会に恵まれたなら、ぜひここに連れてこようと思う。
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昼ごはんは前田食堂、とその前に。。。 |
備瀬崎の後は、運天港に向かった。
特別何の用事があるわけではないが、船好きの私としては、こうしたフェリー乗り場にどことなく魅力を感じるのものなのだ。

伊平屋島と伊是名島向かうそれぞれの村営カーフェリーが発着しているが、昨日からの悪天候で、いずれの船も運休となった。
船の姿のないターミナルは、全く人気がない。 出札窓口の事務員は、全く手持ち無沙汰である。
さてお昼ご飯は何にしようかと、いろいろ思案したが、前から気になっていた、国道沿いの前田食堂を目指すことにした。
いつも車が止まってていて、人気の食堂であることが伺えた。食べログによると、肉そばが超有名らしい。
決めた。
しかし時間はまだ少し早い。前田食堂は前日に訪れた、大宜味村津波地区のすぐ南側に位置する。
一瞬頭をよぎった。
津波地区の渋い散髪屋は今日も営業しているのだろうか。
ちょっと立ち寄ってみることにした。
島津理容館
 館とは随分と瀟洒な店の名前である。
外の張り紙によると、定休は日曜日。営業時間は9時から2時までとのこと。
一般的に、行ったことのない床屋の敷居をまたぐという行為は、それなりの勇気を必要とする。ましてや、あまりに渋い店構えとこの立地だ。
しかし、 10月2日に角刈りにして以来、2ヶ月以上伸ばしっぱなしの頭もそろそろスッキリさせたい。しかも大阪を出発する前々日に髭を剃って以来そのまんまである。顔剃りもしてもらいたい。
勇気を振り絞って入ってみることにした。(^_^)
狭い店内の端の小上がりで横になっていた店主とおぼしき40半ば位の男性がびっくりしたように起き上がった。
髪切ってもらってもいいですか?
どうぞ
見たこともない人間が客としてやってきたことに、少々動揺を隠せない様子がうかがえる。
8畳程の非常に狭い店内は、まるで波照間島の民宿「たましろ」のように年季が入っている。
どうぞと促され、椅子に腰掛ける。 聞かれるまでもなく、板前さんのような角刈りにしてくださいとお願いする。
どこからお見えですか?
長野からです。いつもこの時期に旅行しに行きます。沖縄好きなんですよー。
なんでウチに?
と聞かれるまでもなく、
「この集落は前々から気になっていたんですが、昨日初めてちょっと中に入ってみたんですよ。 そうしたら、とても魅力的な床屋さんがあるの見つけて、今日改めてやってきました。」
と付け加えた。
きっと主人は納得したに違いない。たぶん(^_^)
さて、肝心のカットだが、角刈りをお願いした場合、そのカットの過程の多くをバリカンに依存するのが常である。
主人はバリカンを手に取り、後ろそして横を半分くらいまで一気に短く刈り上げた。
しかしその後はハサミに持ち替え、驚くほど丁寧にカットしてくれる。
ある程度切り揃えた後にも、シッカロールを用いてさらなる細かい調整を施す。
次第に打ち解けてきて会話が少しずつ進展する。
9家族には子供が4人いるそうだ。上が小学校4年、一番下が2才3ヶ月なのだそうだ。
2歳ですか、 1番かわいい時期ですよね。
互いの顔が一瞬ほころんだ(^_^)
顔剃りも非常に上手で気持ちが良く、 着席してから仕上がりまで1時間10分かけて入念に仕上げてくれた。
これだけやってもらって、お代はなんと2,000円。
なかなか感動的だったので、店内の壁をバックに写真を撮ってもらった。



特別行きたい場所があるわけでもなく、ただ漠然と放浪する沖縄一人旅。
こんな旅も悪くはない(^_^)
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(^_^)前田食堂 |
床屋さんで気持ちよくなった後は、すぐ近くの前田食堂でお昼とする。
やんばるに向かう途中の国道沿いにあるので、知っている人は知っているこの食堂。

レトロな店構えに期待が高まる。

店に入ると手前にテーブル席が4つ、奥にお座敷の席が4つ、機能的に配置されている。


迷わず肉そばを注文。 メニューに目をやると、単品で「テビチ120円」や「ソーキ100円」などの文字。気になってソーキを2つ注文した。
そして出てきたのがこれ。
肉そば

ニンニクとバターと胡椒の効いた牛肉とたっぷりのもやし炒めが山盛りで盛られている
横から

麺よりも、もやし炒めが多い印象だ。
ソーキはこちら

この大きな肉の塊が2つで200円。
骨を取り除いたとしても、おそらく生肉の状態だと一個200グラム位にはなろうかと思われる。
それが二個で200円。
安すぎる。
12時前になって、ひっきりなしにお客が次から次にやって来る。人気の高さはダテでは無い。
昨日の昼食はポーク卵。夕食は何も食べなかったので、 24時間ぶりのガッツリご飯となった。

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青い海を見た |
前日はずっと雨。この日ようやく晴れ間がのぞき、昼食を食べた後にようやく蒼い海を拝むことができた。


名護を経由して、次に向かったのは、万座毛。毎度おなじみである。
いつもは青い海が眺められるこの場所も、この日は猛烈な荒波。


恩納村の女の駅。いや、おんなの駅。

道の駅に登録はされていないが、露店の類が非常に充実しており、大変な賑わいである。
ここでの狙いは海ぶどう。 比較的たくさん入っている2級品を探し求めたが、残念ながらお土産用の上級品しかなくて、購入を断念。
次に向かったのは6キロ離れたうるま市石川。
コザに負けず劣らず昭和レトロな雰囲気が漂う繁華街。

外観はもちろん、名前が渋すぎる食堂

ここは日本か?


 アメリカ統治時代の名残。

初めて訪れた石川市街地だったが、ディープな沖縄の一端を垣間見ることができた。
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コザの業務用食品店で買い出し |
ようやく沖縄市まで南下。
今回の旅の最大のミッションである、食材の買い出しを実行する時がやって来た。

以前は沖縄県内の大手スーパー、サンエーで買い物することがほとんどだったが、昨年のこの時期初めてこの店にやってきて、品物の豊富さと安さに大変驚き、それ以来はこの店と決めている。
何度も訪れているような感覚だが、数えてみれば去年の12月、そして前回6月の訪問、これでもまだ3回目である。
品揃えとしては、とにかく沖縄の飲食店向けの業務スーパー。 食肉類や缶詰類、調味料など、ありとあらゆる食材が驚くほど豊富だ。

朝4時半から営業しているというのもまた驚きである。 とにかくいつも人で賑わっていて、活気に満ちた店。

あらかじめリストアップしておいた食材を手際よくカゴに詰め、全部で約6,000円分をお買い上げ。

軟骨、タコライスの素2本、日本、 ポーク、沖縄そば、だし、ミミガー、その他諸々、沖縄フェアで使用する食材の多くを確保した。 スタッフが目の前で段ボールに詰め込みパッキング完了

ゆうパックチルドで長野までの送料2,360円なり。
これで一安心である。
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沖縄の有名珈琲店 |
買い出しを済ませ、自由の身となった私。近くのとあるコーヒー屋に向かった。
珈琲原点

3年前バイクで沖縄を回ったとき、元ヘルパーさんで、糸満市に住む、めかるさんに連れてきてもらったことがある。
ただ、その時は私がコーヒーに目覚めるずっと前のことであり、あまり興味をそそるものではなかったが、その時彼女がしきりに言っていたのは、
「砂糖を入れなくても甘いコーヒーなんですよ。」
だった。
今でこそ、一介の珈琲好きとしてその言葉には充分納得できるものだが、当時は少し理解に苦しんだというのが正直なところだろう。
あの時はアイスコーヒーを飲んだ。
今回はぜひマンデリンを飲んでみようと心に決めていた。
店に入ると、先客は2名。窓側の席に座り、手が歩み寄ってきた。

ホットとアイスのみになりますが、どちらにしますか。
ホットはいくつか種類があるのですか?
ブレンドのみです
それではと、そのブレンドをいただくことにした。

コーヒー専門店ならば、色々な種類の豆を置いているのが普通だと思っていたが、どうやら違った。
でも店内には大きな焙煎機が二台、カンターの奥には保存瓶が4個。

ブレンドの中身を尋ねてみたところ、ブラジル、コロンビア、インドネシア、そしてイエメンとのこと。
ネルで抽出されたコーヒーは70度くらいの低温。実に風味が豊かである。

イエメンモカの風味がしっかりと見え隠れする大変レベルの高いブレンドコーヒー。
サービスでケーキも召し上がりますか?と勧めてくれるので、それもいただくことにした。

しばしマスターとコーヒー談義を楽しみ店を後にする。
大変気持ちの良い、隠れ家のような珈琲店であった。
また来よう(^_^)
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