fc2ブログ
FC2カウンター

プロフィール

なかむら@みゆきの

Author:なかむら@みゆきの
高社山麓みゆきの杜ユースホステル
を営んでいます。
当サイトでは、地元民ならではのお勧めツーリングルート、温泉、B級グルメなどを宿主自らが実走調査を敢行!信州ドライブ&ツーリングにお役立てください。


【旅の記録】
北海道ツーリング2008
北海道ツーリング2009
北海道ツーリング2010
北海道ツーリング2011
北海道ツーリング2012
沖縄八重山紀行2008
沖縄八重山紀行2009
沖縄バイクツーリング2010
沖縄家族旅行2011
栂海新道縦走記2012
沖縄買出し旅2012
沖縄買出し旅2013夏
大阪帰省の鉄道旅2013
沖縄買出し旅2013冬
アメリカ横断2014春
北海道ツーリング2014
沖縄買出し旅2014
アメリカ横断2015
北海道乗り潰し2015冬
家族で沖縄2015冬
タスマニア周遊2016
Overland Track2016
北海道2016夏ドライブ
スペイン巡礼2016冬
タスマニア2017春
北海道2017夏
スペイン巡礼2017冬
瀬戸内旅2018春
日本南北縦断2018冬
瀬戸内旅2019春

リンク

★たびたび君を応援しよう

このブログをリンクに追加する

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

 ↑  ↑  ↑
ブログランキング参加中!
1日1回クリック下さいネ!

最近の記事

月別アーカイブ

.
ESTA申請は済んでいますか?
ウチのお客さんからは日頃いろいろな旅の体験を聞かせてもらうことがあるのだが、世界各国で行けそうでなかなか行けそうにもない場所の一つに南米パタゴニアがある。

時間的なことはもちろんだが、航空券の高さがネックでもある。

そんな折、今年4月新潟大に入院時、時間を持て余して空想世界旅行を楽しんでいた数日間がある。
さかのぼること8年前の事故入院の時もまた飯山赤十字病院で同様の世界旅行にいそしんでいた。

確かあの時は、フィンランド往復中国乗り継ぎで68000円なる格安チケットを見つけ、ヨーロッパ旅行も思ったよりも簡単に手の出るところにあることを知った。

そして2023年4月。
11月下旬の出発でチリプンタアレナス往復を検索すると往復17万円台というのが数多く出てきた。
もちろん直行便はないので乗り継ぎが前提となるが、結局どのみち乗り継ぎでしか行けないのだから、アメリカ西海岸でさえ直行便は20万円以上、ヨーロッパ往復でも中東乗り継ぎで15万円程度の相場と比べればプンタアレナスが17万円とは破格ではないか。

もちろん行程は長い。
東京からロサンゼルスまで9時間45分、ロサンゼルスからチリサンチアゴまで10時間40分、さらにそこから2時間。
ロサンゼルスからサンチアゴまでの所要時間が太平洋横断よりも長いのには驚いたが、一般的に見るメルカトル図法の世界地図は、日本~北米の距離が実際よりも長く示されるゆえのマジックである。

1日考えた結果、意を決して申し込むことにした。

そして迎えた11月下旬、ゆずかの卓球試合の送りついでに長野駅から新幹線に乗り込んだ。
1_20231127211454f16.jpg

5_2023112721145938b.jpg

東京で成田エクスプレスに乗り換え成田空港第二ターミナルへ。
2_202311272114555b1.jpg


今回乗るのはLATAM AIRLINEという南米の航空会社だが、ワンワールド加盟社なので実際の運航はJALとなる。
JAL便だとJL62。2桁番号にいかにもアメリカ主要路線のプライドを感じる。

成田に到着したのは12時過ぎだったが、すでにチェックイン可能というのでチェックイン機に向かう。
パスポートを読み取ると無事私の名前が出てきた。が、チェックインは受け付けられないという。
3_20231127211456f8f.jpg

係員を呼ぶと

ESTAは申請されましたか?

という。

乗り継ぎで入国はしないのでその必要はないと勝手に思い込んでいたのだが、違っていた。


じゃあこれからオンラインで申請します


平静を装っていたが内心穏やかではなかった。

さっそくスマホで当該ページを開き手続きを進める。
プラス料金を払うと「エクスプレス」手続きで2時間以内に発給されるという。 ただいまの時間12時45分、搭乗機出発は17時5分。余裕で間に合うと見た。

しかし気持ちの焦りが指の震えに現れていた。

しかし途中の画面以降、何度やってもうまくいかない。
パスポート写真が上手くアップロードされないのである。

その間30分以上を費やしてしまった。ついに業を煮やし係員に助けを求める。
同じようなケースは比較的あるらしく、ラミネート加工された手続きマニュアルを見せてくれる。

しかしうまくいかない。刻々と時間は過ぎていった。

この時の心情は2019年に体験したパリでのストライキで帰国不能となった出来事そのものだった。
もし時間までにESTAが発給されず渡航不能となったらどうしよう。。。。
格安券ゆえに払い戻しはできない。

試しに翌日便でサンチアゴまでの航空券を検索してみたら、中東、ヨーロッパ経由で22万円、所用総時間は50時間と出た。
28日にプエルトモンを出航するナビマグにはかろうじて乗船できる計算ではあった。
しかしそれだけは避けなくてはならない。


使用していたのは最近機種交換したSONYである。
ひょっとしたら端末を変えればうまく機能するのかもしれないととっさに判断し、写真撮影用に持参しているHUAWEIで試してみた。

するとあろうことか、スイスイと読み込み最終画面までたどり着くことができ「申請受付完了」となった。

だが、そこで終わりではない。
承認されるかどうかは連絡があるまでわからない。

が、10分後メールが届いた。
写真が不鮮明で送りなおせとのことである。

少しでも顔写真部分に反射があるとNGだというので、焦る気持ちを抑えて何度も何度も撮影しなおす。
そしてコレで間違いないだろうという推しの一枚を送信すると、それ以降返信が途絶えた。
おそらく写真が承認されたのであろう。(と判断した)
だが、相手から最終的にメールが届かないことには発給完了と理解することはできない。

刻々と過ぎ去る時間を気にしながらメール画面を何度もリロードして朗報を待った。

そして時計の針が16時前にを指し、いよいよ搭乗締め切り時間が近づいてきたので有人チェックイン窓口に並んだ。待っている間に無事承認が下りると期待してのことである。

とそこにアナウンスが入った。


ロサンゼルス行き62便に搭乗のナカムラヒデタカさま。お伝えしたいことがありますので近くの地上係員にお声がけください。


搭乗手続きの催促だろう。もちろん相手方は午後イチの時点でESTAが未発給であることを知っている。

- ESTAは取れましたか

- 2時間前にエクスプレス発給して受理されましたので出来ていると思うのですが。。。。。

- 承知しました


端末を操作する女性の顔はおそらく忘れることができないだろう。
7_2023112721150051e.jpg

女性の顔から安どの表情が見て取れた。
電話の相手に「あ。取れてますね。了解しました」の声が聞こえた。

出発50分前、晴れて私はアメリカ行きの飛行機に搭乗する権利が得られることになった。
8_20231127211502c38.jpg








スポンサーサイト



25時間の長旅
B787はほぼ満員の乗客を乗せて定刻に出発した。
幸い窓側の席があてがわれたが、太平洋横断の西海岸では陸地を眺めることは到着前の1時間ほどに限られるのだが。
9_20231127211503521.jpg

10_202311272115065c4.jpg


ほどなくしてスナックや飲み物が配られ、さらに夕食
31_2023112722033540d.jpg

普段はANA派だが、数少ない搭乗経験からいうと食事はJALの方が凝っているかもしれない。


到着前の軽食は無印と提携して作ったという中華丼がとても美味しかった。
30_202311272203466da.jpg

着陸前にようやく陸地が拝める。
29_202311272203453fc.jpg

ロサンゼルス入国は思いのほか時間がかかった。
指紋の撮影があることを思い出した。 前回アメリカに行ったのはもう8年も前のことなので、入国手続きに何が行われるのかなど忘れてしまっていたのだった。
28_202311272203446e4.jpg

27_2023112722034134b.jpg

26_20231127220340b1c.jpg


歩いてターミナルを移動し、15:05発のLATAM航空の乗り継ぎ場所へ向かう。

4時間以上時間があるが、あえて何処にも出かけはしない。成田でのすったもんだがトラウマになっていたのは間違いがない。

スタバで珈琲を頼むと4.8ドル。800円弱である。
25_202311272203383ea.jpg

サンチアゴ行きは159番ゲートから。
24_20231127220336b17.jpg

23_20231127220335685.jpg

飛行機好きではあるは、10時間のフライトを2回乗り継ぐなどという経験はもちろんはじめてである。

最後尾の窓側から2列目があてがわれたが、窓側には大変大柄な女性。お相撲さんなみの体格にチョットひるむ。

南米らしい保安整備の案内ビデオがなかなか面白い。
22_202311272212187c4.jpg

21_20231127221215408.jpg

機内は点灯中であっても終始こんな感じで薄暗い
20_2023112722121583d.jpg

夕食はビーフとポテト
14_20231127221207bd7.jpg

朝食はオムレツ
19_20231127221212357.jpg

ソニーのスマホは暗所性能が悪すぎてイケない。やはり2019年モデルのHUAWEIがまだまだ上である。
実際SONYはここ最近スマホでは苦戦している。

正直なところ、スマホに求める性能は「映える」描写性能である。
残念ながらその点でGALAXYやIPHONE、HUAWEIにはチョット負けていると言わざるを得ない。

SONYはカメラでシェアを握っているので、その路線を踏襲し本格的コンデジっぽい機能を沢山取り入れているが、スマホはスマホであり、求めるものは速写で上質。イチイチ設定を変えて撮ることに操作する楽しみを求めたりはしないのである。

最新モデルにNIZIUを起用し女子ウケを狙う作戦なのだろうが、同価格帯なら、若い女子はみなiPIhoneを選ぶのである。



サンチアゴでは入国カードを紙に代わってスマホで申請するようになっているらしい。到着前のアナウンスをあまりよくきいていなかったのだが、降機後、通路で人だかりができていたので尋ねてみると、「ここにあるQRコードを当てて申請する」という。

出国のすったもんだと言い、チリの入国と云い、何事にも細心の注意を払い確認し、耳を傾けなくてはならないとあらためて感じた次第である。
2019年にパリで経験したストライキの件も、事前に入念に調べていれば列車が運休になることは分かっていたであろうし、行き当たりばったりにもやはり限界があるということを思い知った次第である。

16_20231127221209367.jpg

18_20231127221210d0b.jpg

サンチアゴ空港は市街地から遠く離れた原野の中にあるので、ロサンゼルス同様、周囲をうろつくことなく素直に国内線乗り継ぎターミナルへ移動した。

これで10時間のフライトを2回こなし、成田出発からの経過時間は25時間あまりとなった。
精魂尽き果てた感じもあるが、あと1フライト、なんとか頑張らねばならない。


プエルトモントにて
サンチアゴまでの合計20時間のフライトを終えたらいよいよ最後、プエルトモントまでの国内線移動となる。

プエルトモントといっても日本人にはなじみのない地名ではあるが、20代のころ勤めていた海運会社のウッドチップ専用船が頻繁にこの場所に立ち寄っていた。
日本の製紙会社にとって主たる調達先は北米やオーストラリアなのだが、需要が低下した時などには時間稼ぎのために遠くチリへ配船されることがしばしであった。
北米シアトル付近の港なら、片道2週間程度で到達できるが、チリとなると1か月を軽く超す。

そんな自分にとって文字の中での世界でしかなかった場所にいよいよ実際に降り立つことになる。

16_20231128013840bbe.jpg

自動チェックイン機で手続きしようと試みるも機械が途中でフリーズしてしまい、係員に頼んで操作してもらった。
15_20231128013838b81.jpg

飛行機は幸運にも進行方向左窓側が取れた。
パタゴニアに続く山並みを一望できるはずである。

通路側の席の男が「代わってくれないか?」と言ってきたが、こちらとしては好んで窓側を選んでいるゆえにそんなリクエストには応じることはできない。一言 NO といって断った。

景色は期待通りであった。
12_20231128013836f3b.jpg

13_2023112801383636b.jpg

10_2023112801383149f.jpg


何処までも続く雪山、プエルトモントが近くなると、湖水エリアが雪山とコントラストを奏で美しい。
プエルトモンからアルゼンチン側に越えたところに南米のスイスと呼ばれるバリローチェーが控えているが、おそらく眼下に見える景色も同じような風景なのだろうと想像してみる。
氷河までも確認できたのには感激である。


LCCではないのでスナックと飲み物が配られる
11_20231128013833256.jpg

空港から市街地まではバスに乗る。
3000チリペソ。クレジットカード払いには手数料が上乗せされていた。
8_20231128013828e8c.jpg

30分後、満員の乗客を乗せて出発。港町ということもあって、車窓からの風景は根室の市街地のようでもある。
そして20分足らずで海岸そばにあるバスターミナルに到着
6_2023112801382770e.jpg

5_202311280638137ef.jpg

4_20231128063813caf.jpg


時間は3時前だがすでにチェックインは可能である。
エアビ―のアプリに表示された住所をクリックすると自動的にグーグルマップの画面に変移、ナビが開始される。

海辺から続く坂はどこか函館のようでもある。

小樽の水天宮に向かう古びた集落にも似た雰囲気を感じる。港町が醸す風情は世界中どこへ行っても共通なのかもしれない。
遠くに残雪をたたえるオソルノ山が見えている。
3_20231128063811676.jpg

2_202311280638105eb.jpg


わずか10分足らずで指定された場所に到着した。
1_202311280646094db.jpg

ホストは20代後半とおぼしき若者で、同居の両親と住む自宅の一室が宿泊室に充当されている模様である。
トイレ洗面、シャワーは自宅の設備の共用となっていた。
2_20231128064610334.jpg

とにかく疲れ果てていたので、まずはシャワーを浴びて横になる。
天井からこそこそ物音がするのはネズミに違いない。

居室の天井からネズミの足音が聞こえる経験をしたのは、1995年の6月頃、飯豊本山小屋以来かもしれない。
あの時は床に降りてきたネズミにザックの食べ物を食い散らかされたが、今回はその心配はなさそうである。
3_202311280646121b3.jpg

8時頃まで仮眠し、いったん外出、夜用の食料を買い出しに近くの商店に出向く。
古びた住宅街だが、徒歩5分圏内に小さな食料品店がいくつも点在する。木島平村の自宅近所で言うなら、かつての「長野屋」がそこら中に営業しているような感じである。商店=コンビニと化した日本ではまず見かけない光景に少し感動を覚える。

水、エンパナーダ、珈琲牛乳で3650チリペソ(日本円=620円)なので、日本よりも少し高いと感じる。

ブログ書きにしばらく時間を費やし、その日は午前零時を少し回ったところで床に就いた。
何層にも重ねられた寝具が重く、自宅の布団に似た寝心地に妙な安心感を覚えた。


カテゴリー