
とある場所を初めて訪れようとする時、前もって頭の中でその街の風景をあれこれ想像することが多いのは、よくあることである。
そしてその想像が、やがて空想の町並みを描いてゆく。いわばバーチャルな街が形作られてゆくのである。
石垣市は私にとっての初めての街。 かなり前から、「空想の街」が完成していた。
滑走路に着陸した「ちびジェット」は、驚くような急減速度でスピードを落とし、滑走路の先で、いきなり180度ターン。
まるで小型のセスナ機のごとしである。
駐機中の旅客機は小振りながらも、みんなジェット機。
が、空港ターミナルは平屋の小さな建物であった。
私が事前に完成させた「空想の石垣空港」は、もっと大きくきらびやかで、那覇空港を小さくしたような ものだったのだが、実際は違っていた。
ココは紛れもなく、日本のはるか南の「八重山飛行場」だった。
がぜんテンションが上がってきた。
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