長岡駅では約3時間の滞在。
従来は宮内駅前の青島食堂でラーメンを食し、長岡駅構内のショッピングモールをぶらぶらするのが常でしたが、ダイヤ改正後そのパターンが少し困難なものに。
調べた結果駅南口前にあるホテルニューオータニ長岡のランチバイキングがなかなか好評の模様。
行ってみることにしました。
ホテル1階の比較的こじんまりとしたダイニングスペース。

メインディッシュを3種類の中から選べてかつその他料理のブッフェスタイル


作り置きをするとまずくなってしまう揚げ物料理はなく、いずれも手の込んだ大変おいしい料理の数々であります。
ファミリー向けの何でもありバイキングとは異なり、ある程度品数を限るもののクオリティーで勝負といったコンセプトが大いに伺えました。 かといって品数が少ないと感じることも全くありません。
ムース系のデザートも安っぽさは全くなく、大人が食べても十分に満足できるものでありました。
中でも私のイチオシはカレー。 五十六カレーと名付けられた、まいたけをたっぷり使ったスパイシーかつフルーティーな味は、カレー好きもきっと大満足。

とはいっても胃袋が縮小してしまった私にはそこまでたくさん食べられる余裕はありません。 色々なもの1口ずつ、味わっていただきました。
予想以上に内容がよく満足仕切った私たち。
1時間後に席を立ちお会計。
マネージャーとおぼしき方が、駐車券はお持ちですかと尋ねます。
電車で行きましたと伝えると、
「どちらからおいでですか?」
「長野の飯山からまいりました。新幹線と信越線に乗って」
「コレからどこかにお出かけですか」
「いいえ。これから帰ります」
「入院してまして、リハビリを兼ねて一時外出してきたんです」
「お料理は問題なく召し上がられたのですか?」
「はい。骨折入院なもので食事は関係ないんです(^_^)」
「わざわざどうもありがとうございます」
こうした何気ない会話にもまた、粋な気遣いが感じられて大変好ましいものがあります。 また来ようと言う気にもなります。
実際また来るだろうな。
大変落ち着いた雰囲気と味、応対、そして税込み2,000円という値段。
「うまさぎっしり新潟」の底力が、こんなところにも表れているような気がしました。
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