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北信州木島平より2020冬★ 
宿主の徒然なる日記
成田からマドリードへ
マドリード行きイベリア航空6800便は、ほぼ定刻に出発。
長い14時間半のフライトが始まった。

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昼食はこんな感じ
照り焼き味のチキンが日本風である。

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デザートにはリンゴ。蜜入りのサンふじ信州産だろうか?


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シベリア上空にさしかかると、眼下には雪山が連なる。




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機長アナウンスによると、この日は向かい風が非常に強く巡航速度は時速800 km に満たず約1時間ほど到着が遅れると言う。
通常ならヤマル半島真ん中あたりまで、緯度を上げていくが、この日は比較的低緯度を飛行。
7時間半経過した後ようやく中間地点に到達。
分かる人には分かるこの神業(笑)

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時々席を立ち後方のギャレーでナッツとオレンジジュースをいただく。

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そして到着1時間前には軽い「ディナー」。

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フランス上空では下界の町あかりが眩しい。
日本と違い、オレンジ色が目立つ。

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そして現地時間19時20分無事マドリード空港着陸。

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機体はターミナル4サテライトに到着し、地下鉄のような電車でターミナル4へ移動。
結局着陸から荷物受け取り完了まで55分を要した。
なお前回訪問した時提出が義務付けられた入国者カードは、どうやら廃止された模様で、パスポート提示のみの、実にユルい感じの入国手続きであった。
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お疲れ様でした。
カフェでしばらく休んだ後、22時15分発ブルゴス行きバスに乗るとしよう。



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外国に行くということ
バスの発車時刻までしばらくバルで一休み。

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22時15分発の最終便のバスは2台体制での運行。
積み残し防止と思われる。
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日本のそれと違い車内は非常に暗く、そして青い。
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特別着色しているわけではない。

0時50分に、この日の最終目的地ブルゴスバスターミナルに到着。
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この日泊まるホステルブルゴスは、バスターミナルの建物と隣接していて便利なことこの上ない。
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現地時間はすでに夜中の1時半を回っているが
日本時間は朝の9時半とあって、目さえてしまった。

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一応床につくものの、ほぼ覚醒状態のまま朝を迎えた。

朝食は8時から2階のレストランで提供される。
日本の朝食は、おしなべて豪華だが、西洋のそれは日本のものとは全く異なり極めてシンプル。

拙宿に泊まる外国人も、特に日本食で提供するとそのほとんどが残飯と化すことが珍しくはない。

意外と知られていないのだが、味噌汁嫌いな西洋人は驚くほどに多いのだ。

5年前にアメリカに初めて行った時、モーテルの朝食がこんなスタイルだったのに大変驚いたものだが、これはいわば世界標準である。

それなりの高級ホテルに泊まれば、ハムやベーコンウインナーなど、一般的な日本のシティホテル同等の朝食が提供されるが、中規模以下のホテルにおいてはほぼこのスタイル。
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郷に入れば郷に従えで、美味しく頂いたのは言うまでもない。

どこぞの国の何某が口に合わないとか、機内食がまずくて残しただの、外国に行った途端「グルメ評論家」と化する人のソーシャルメディア記事ががやたら多いが、旅というものはそういうものであり、全てを寛容にプラスに受け入れることによってその楽しさは倍増する。何事も斜に構えてはイケナイ。

台湾の修学旅行に出かける高校生に、逐一「あれを持って行けだの、これは口に合わない」だの、何も知らない子供に最初から食に関してバイアスをかけて口出しをする大人が多いのには閉口するばかりだが、たかだか数日の海外旅行。
そんなことでは旅の楽しさなど味わうことはできるはずもない。

謎の原住民を訪ねてゆく川口浩探検隊ではあるまいし、先進国の食事に、飲み込めずに狼狽えるほどの日常食など殆ど存在しない。

台湾ごときの修学旅行において、そのようなアドバイスが常態化するようならば、そもそも修学旅行でわざわざ海外を選んではいけない。

外国に行くということは、あらゆる事象を受け入れ、世界を知るということに真髄がある。

アムトラックが6時間遅れようが、屋台のオヤジに怒鳴られようが、CA嬢に冷たくされようが、飯が不味かろうが、それが世界なのである。

純粋培養されすぎた日本人。
10秒違わず定時運転する日本の新幹線を過剰に称賛するのも程々にしておいたほうがイイかも知れないと思うのはワタシだけだろうか。

世界はひろいのである。(笑)



北の街ブルゴスにて
朝食後街へ繰り出した。

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この街のシンボルは大聖堂。
その大聖堂を中心とした旧市街地が見どころの一つとなっている。
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日曜日とあって広場ではマーケットがにぎわいを見せていた。
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旧市街から階段を上がりブルゴス城跡へ。
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展望所からは旧市街地とそして彼方に広がるメセタの荒涼とした大地が見渡せる。
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展望台に埋め込まれたレリーフによるとこの場所から札幌まで14000 km。

改めて遠い彼方のユーラシア大陸の果てにやってきたのだという実感が湧いてきた。
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西洋に見習うところ
スペインの旅の魅力の一つはヤハリ食である。
実際、EU国家あまた存在する中、スペイン料理の悪口はあまりきいたことがない。

ブルゴス城跡見学したところで再び旧市街に降りてきて、昼近くなったのでバルに入った。

最近、首都圏都市部では「バル」の名称を掲げる飲食店も増えてきた印象だが、ローマ字表記すれぱ、「BAR」。
カウンター主体の大衆食堂&酒場である。
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天井の低いショーケースに色とりどりの「一品料理」が並ぶ。
日本でいうなら、崩し毛筆で「XX食堂」のを掲げる大衆食堂チェーンのスタイルに似ているかも知れない。
一皿2ユーロ程度でどれも味は抜群である。
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カフェアメリカーノ(エスプレッソブラックコーヒー)と合わせて、シメテ6.5ユーロ。
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日曜日とあって街は活気に満ちている。
スーパーが尽く店休日ゆえ、旧市街の食料雑貨店が賑わう。
食肉加工品、菓子、青果からDIYまで揃う。いつから並んでいるのか、全く得体の知れない写真いり額縁や洋服まで、ところ狭しと並ぶ様に、時代が止まっているかのような錯覚を覚える。

イイな。旅は。

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一方、少し路地に入れば、西洋の侘び寂びを感じるこんなシーンにも遭遇する。
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午前中の雨が嘘のような青空が広がった。
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日本とは比べ物にならない位の「原風景」が残るさまに、単刀直入、羨ましいと思う。

文明開化以降、植え付けられたと推測される、日本的なものを壊し、作り変え続けてきた日本人気質のようなものはとどまるところを知らない。

高温多湿だから仕方がない
地震大国だからやむを得ない

という大義名分、建前を盾に歴史的建造物が壊され続ける日本にはただたた憂うばかりだが、そんな論理がまかり通るなら、法隆寺や正倉院はとっくの昔にシロアリの餌食になっているだろうし、夏には雨にさらされ、冬は雪に覆われる白川郷合掌造り家屋や、戸隠神社の躯体は今頃朽ちてボロボロになっているに違いない。

要するに、古いものを大切にしようとする「心」が根本的に欠如しているに過ぎないのである。





夜のブルゴス
いったん宿に戻り仮眠したあと、19時30分に再び街にくりだした。
内陸のブルゴスの街は底冷えがする。


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日が沈んだあとも、日曜日の街は活気に満ちている。
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冷えた空気に旧市街はさらにきらびやかさを増していた。
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クリスマスソングのカラオケ映像に出てきそうだ。

山下達郎の「クリスマスイブ」をこっそりイヤホンで聞いても良かったかもしれない(笑)

ばるはどこも人で溢れ、探すのに苦労したが、結局、昼に食べた所に戻ってきてしまった。

昼より品数が増え、コーヒーがビールに変わったが、コレで9.5ユーロ。


スペインは財布にも優しいのだった。
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あまり長居は禁物である。
明日は21キロを歩く。

小雨の降る旧市街を足早に後にした。
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巡礼第一日 ブルゴスからオルニージョスデルカミーノ
ブルゴスを9時に出発。
小雨の舞う中の巡礼スタートとなった。
内陸の乾燥気候地帯ゆえにあまり雨は多くはないが、ブルゴス川の上流ではかなりの降雨があった模様で、水位上昇が目立つ。
だが、前回ほどは寒さを感じることなく、比較的穏やかな初日を迎えた。
川岸の柳の木は黃葉し、晩秋を感じる。赤い紅葉が見当たらないのは、ほかの欧米各国と共通していた。

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大聖堂横の巡礼路から西へ針路をとる。
比較的新しい建物の多い、集合住宅地帯。
旧市街のような風情はあまり感じられないものの、リアルな生活感が漂う一帯は、それはそれで悪くはない。

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約束事として、
●自分のペースを守る
●リーダーであるナカムラが、「スイーパー」として最後尾を行く
●慣れてきたら、1キロ15分を少し切る位のペースを意識する。

などをアドバイスさせて頂く。


手元のランニングアプリを注視しつつ、様子をうかがう。
初めの5キロ付近までは女性陣が先頭集団を形成、50mほど離れて、男性があとをつけた。
前回参加のK氏は、いつもの如く、写真撮影に余念がなく、常時最後尾をつける。


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歩きはじめて一時間もすると、突然の如く市街地が途切れ、原野の中の未舗装路となり、如何にも巡礼路然と化してくる。
別世界に導かれたような気分だ。

巡礼路の要所にはこのような標識が建てられている他、市街地には電柱や塀に黄色い矢印がペイントされていて、巡礼者に常時進路が示される。
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高速道路を跨ぐ巡礼路からな眺めが良い。
原野の中の未舗装路とはいえ、付近は鉄道線路も通い、まだ文明の匂いがた漂う。
手をふると、ドライバーが笑顔で振り返してくれた。
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雲行きの怪しい天候も完全に回復してきた。
高速道路をやり過ごすと、川の流れる一帯へと移ろう。
日本の河川によく見られる「護岸」ではなく、自然のままの川岸が新鮮に映る。
どこか北海道の釧路川のようにも見えなくも無い。

斜陽の光線と相まって、何気ない川の景色がドラマチックに変化する。

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10.5km地点のタルダホスでバルに入り休憩。
ココは前回、雪で寒さに凍える私達が助けられたバルでもある。
あの日はホール内の薪ストーブが煌々と炎をたたえていたが、この日は無点火。
ヤハリ暖かなようである。



約30分のランチタイムの後、歩行再開。
タルダホス、ラベ・デ・ラス・カルサダスの趣きある村々を行く旅人たち。
気分は「母をたずねて三千里」のマルコである(笑)

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村外れの農業倉庫にはこんな壁画も処度で見られる。
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2つの村を過ぎれば、前半セクション66キロの見どころの一つでもある「メセタの大地」が待ち受ける。


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白砂の砂利道が穏やかな上り勾配を伴い、サンチアゴでコンポステラに続く。

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周囲は一面の麦畑だろうか。
日本人はつい「北海道的」と表現しがちだが、あのような景色は全世界的に見るならば、珍しくも何ともないことを思い知らされる。

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そして遂にこの日の投宿地オルニージョスの村が姿を現した。
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眼下に広がる麦畑、その彼方にオルニージョスの村。
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この絵は、映画「星の旅人たち」のタイトルバックにも採用されている、まさにカミーノを象徴するシーンでもある。

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ココでは誰しもが映画の主人公になる。

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村にはまったくひとけがない。
夏場は営業している民営アルベルゲやバルもみな休業している。
まっすぐな通りの両脇に並ぶ伝統様式の石積民家はどれも古く、日本で云うところの限界集落。

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その村の中ほどに佇む教会横に、今夜の宿は建っていた。

予想外の展開へ
アルベルゲには先客がすでにいた。
冬の閑散期は予約推奨とのことだったが、杞憂だった。

スタッフはイタリア人のデイビッドという。

今回で3回目の利用となるが、毎回夕食は近くのレストランを紹介されて出かけて行った。

今回もそのつもりで夕食の件を尋ねると「今日は休み」という。

しかし私達に食料の持ち合わせはない。
どうすればよいのかと尋ねると


私が作ります。パスタや卵、野菜などの材料はあります。


という。

しかし、人数は少なく見積もっても10人、下手すれば15人以上は確実である。

普段大量調理に慣れていないと、家庭の主婦でさえそれは困難に値する。

「俺が作る」とはいうものの、結局は誰かが手伝い、狭いキッチンスペースに無駄に人が密集し手持無沙汰になるひとが続出するのは目に見えている。

ならばと申し出た


アイウィルクック
アイアムプロフェッショナル

材料は一通り揃っていた。


●パスタペンネ
●トマトソース
●玉ねぎ
●ニンニク
●オリーブオイル
●かぼちゃ
●じゃがいも
●レタス
●パプリカ
●人参
●チーズ2種

普段扱いなれているものばかりで、則メニューは決まった。

普段、自宅で奥様のために料理をしているというY氏も手伝いを申し出て下さった。

結局、16人分を任されることになった。

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宿の共同キッチンは、往々にして包丁の切れ味が最悪なのだが、やはりココも同じであった。

が、我慢して使う。
指を切らないか、心配しながら。。。

まずはトマトソースの調理
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材料
トマトソース瓶入り
生トマト
玉ねぎ
ニンニク
ベーコン
パプリカ


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サラダ

具材
レタス
人参
スライスオニオン
ゆで卵

ドレッシング
白ワインビネガー

オリーブオイル
粉チーズ


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ペンネは2000gを茹でる必要があるが、それに対応出来る鍋はない。
が、麺状のパスタよりもかなり誤魔化しが効くので(笑)、構わず茹でる。
ガス火力が弱いので、残念な鍋姿に泣きそうになるが、構わずかき混ぜ、互いの固着を防ぐ。
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ソースと絡め、さいごにチーズを大量投入して出来上がり。

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上手く行った。

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皆さんご満足頂けたようで何より。



歩き疲れているのは間違いないが、そんなことはどうでも良かった。
お父さんがBBQ場で俄然やる気を見せる、あの感覚に似ていたかもしれない。


何はともあれ、人様のお役に立てたという喜びを実感したのは、普段仕事として日々行う業務とは全く違う感覚でもあり、それは同時に不思議な感覚。

忘れられない巡礼初日の夜であった。

巡礼2日目 カストロへリスまで
アットホームな空気に満ちた宿の一夜が過ぎた。
一昨年、凍える寒さで辛い思いをした場所だが、今回は気温が高く、心配は杞憂に終わった。

出発直前に寝袋がないのに気づいたのだが、改めて買う勇気もなく、ダウンジャケット3枚+ダウンパンツ+象の足で寝袋の代用。結果、それで十分事足りた。

この先はもう極寒の心配は無用である。

朝7時に起床、シリアルと牛乳の朝食をかきこみ、薄暗い中8時過ぎに出発した。

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サンボル村にて
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ひたすらメセタの大地を行く。
前にも後ろにも人影はなく、肌を突き刺す寒風が孤独感を増す。


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丁度朝の斜光線がさしこみ、シャッターチャンスが訪れる。
16mmの超広角+HDRの性能がいかんなく発揮される。
来年の年賀状写真に如何とメンバーに勧めてみる。(笑)


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約10キロ歩くとオンタナス村。

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休憩とランチを兼ねてバルに入ることにした。
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約30分の休憩ののち、残り10キロの道のりをスタート。
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メセタの大地には暫く別れを告げ、里山エリアを進む。
電柱もまた外国っぽくて良い。
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15キロを過ぎると舗装路。
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修道院跡を過ぎて。。。
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遥か彼方にカストロへリスの村が姿を現す。
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教会前にて
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さらに集落を進むと中世の家並みが現れる。
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家並みを過ぎた先の広場脇に今宵やど、アルベルゲサンエステバンに到着。
歩行距離は丁度20キロに達したところだった。
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カストロへリスの夜
2日目を終え、足の痛みを訴えるメンバーも出てきたが、鎮痛剤などで何とか乗り切ってもらうしかない。
この日は14時前にアルベルゲ到着したので、休息と患部ケアには十分な時間がある。

かくある私は、出発前に、山形鶴岡のシューズプロショップ「エーリーズ」さんから頂いた複数のインソールパッドを切り貼りしたり、いつもマメのできる左の拇指球付近をくり抜き加工したりの対策のおかげで、過去に例を見ない程に好調を維持していた。

筋肉痛や足の張りは殆どなく、昨年来続けてきたハーフマラソン、やんばるトレランなどのランニング効果が表れているように思われた。

アルベルゲは、ワンルームドミトリーミックスで、西陽の差し込む明るい部屋だった。


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管理人さんに、夕食の摂れるレストランを尋ねると、2軒が開いているという。

5時になって「シエスタ」が明けて翌朝朝食をスーパーへ買い出しに出かけた。

ココのアルベルゲでは募金制で、パンや牛乳などの朝食を食べられるのだが、そろそろタンパク質わヨーグルトが恋しいので、自由食のほうが好ましい。

結局全員で出かけることになった。
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雲はとれ、完全な快晴。
早くも放射冷却が始まっており、外気は0.5度まで下がっていた。

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スーパーマーケットとはいえ、完全な個人商店であり、雰囲気は木島平のeストア滝沢商店そのものである。
しかも洗剤なども一緒に扱うので、妙な香料臭が店内を支配している様は、スペインにはよくあるパターンである。
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買い出しの帰りに、管理人が勧めてくれたレストランに下見へ出かけるが、生憎ディナー営業はないという。
もう一つは店そのものが閉まっていた。

さあどうする?

いったん宿にもどり、自力でレストラン探しに出かけてみた。
快晴の空を染める夕焼けが尋常ではない。

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通りを徘徊してみたが、結局レストランを見つけるには至らず、諦め気分で買ってきたバナナとウインナーを頬張る。
Y氏とN氏はレストランを諦め、近くのバルに出かけて行った。

管理人がやがて姿を現した。
翻訳アプリで、「教えて貰ったレストランは閉まっていたよ」と告げると「そんなことはない。開いているよ。ついてきなさい。」という。

スペイン語はさっぱり理解不能だが、そう言っているのは間違いなかった。

言われるままにあとをつける。
確かに先ほど訪ねた店だった。

いや。ここはさっき「駄目だ」と謂われましたよ。

と英語で応戦する。

管理人は、頑として「入れ。大丈夫だ」と譲らす帰ってしまう。
しかしヤハリ店のマスターは冷たく「駄目だ」と冷酷に我々をあしらう。

慌てて店外にでて、とおざかる管理人をスペイン語の語彙の豊富なTさんが、大声で叫んだ。
すると、管理人が振り返り戻ってききた。

訊けば「来て〜!」と言ったらしい。
Tさんはこれまでも随所でスペインを発していた。いつの間にか、メンバーたちはTさんを「スペイン語堪能なデキル人」と一目置くようになっていた。


管理人観念したらしく、ようやく店主に掛け合い、ディナー不可を確認。
替わりのレストランを探してくれる。
近くにいた友人らしき人が電話をかける。

何を言っているのか理解できなかったが、「six」だけはなんとなく聞き取れた。

コレから6人いけるか!

と問うているのは間違いなかった。

電話の男性が親指を立てた。


日本人的感覚ならば、直接紹介者が店に入り、「こちらの巡礼者さん、夕食できる?」などと掛け合うのが普通だと思う。いや、日本人でなくとも、大抵そんな対応をすると思うのだが。

かといって、管理人が受付け以降、特に我々に対して冷たい対応だった訳でもない。


なかなか理解に苦しむが、ココは日本から12000帰路離れたラテンの国。
これもまた貴重な異文化体験であり、国外の旅の楽しみを構成する、「プチ危機体験」でもある。

生命が危険にさらされたり、パスポートの文言である「通路支障」がないかぎりは、旅の道中遭遇するあらゆるハプニングに、常に前向きでいなくてはならないと思う。


今度こそ、管理人は6人を受け入れてくれたレストランの前まで我々を引率してくれた。
電話で確認済みなので、間違いない。

夜道を先頭する彼の姿に、我が宿を訪れる外国人ゲストに世話を焼く私の姿がかぶる。
月並みだが、何事も「親切」が有難いものだ。


果たしてメンバーは、初めての巡礼定食[Menu del Pellegrino]にありついたのだった。


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凍てつく帰り道だったが、見もココロは満たされた。
昨日に続く忘れられない一夜が、またゆっくりと更けていった。
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【おしらせ】
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巡礼3日目 カストロへリスからイテロデラベガ
前半セクション3日目66キロの最終日を迎えた。
この日はカストロへリスからフロミスタ。
 
フランス人の道屈指の絶景エリアとしても知られ、今回歩く180knの最大の見せ場と捉えていた。

歩行距離は25キロと長く、多少忍耐をも要求される。
だが、ゴールのフロミスタからは18時22分発のスペイン国鉄列車に乗る段取りなので、さほど急ぐ必要もない。
とは云え、アルベルゲは8時に追い出しにかかるので、宿でユックリ過ごすことは許されない。
いつもの如く7時朝食、8時に出発した。

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氷点下に冷え込んだこの日は、街路樹の落ち葉はビッシリと霜で覆われていた。

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カストロへリスの村を後にして、やがて後方から朝日が昇る。
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村のシンボルであるカストロへリス城山が赤く染まり始めた。
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30分も歩くと、モステラレス峠への上り勾配。
皆、自分のペースで頂上を目指す。
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峠には息を呑む絶景が待っていた。
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バラケていた一行がひとつになって感動を分かち合った。

頂上の先は数百メートルの完全フラットな台地を形成しており、下からは想像しにくい穏やかな道となっている。
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そしてその先にはまた絶景。
アメリカの乾燥台地を彷彿とさせるその光景は、日本人が抱く一般的スペインの風景とはかけ離れていると云ってよい。
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北西にはピコスデエウロパ国立公園の山並みだろうか。朝日に染まる雪山が美しい。

此処を堺に巡礼路は下りに転じる。


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広大な台地に巡礼者が豆粒のようだ。
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1キロ程下ると、赤茶けた道に変化する。
ぬかるんだ道が凍結し、却って歩きやすい。
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荒涼とした大地を抜けると、やがてブルゴス県からパレンシア県へ、県境を越える。
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カストロへリスから歩くこと10キロ、ようやく「隣村」イテロデラベガにたどり着く。

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カストロへリスに比べると、統一感に欠ける体裁の辺境の村の印象ではある。

昼前だか、ここを逃すと次の村まで9キロある。
ランチ休憩とした。
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プロフィール

なかむら@みゆきの

Author:なかむら@みゆきの
高社山麓みゆきの杜ユースホステル
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当サイトでは、地元民ならではのお勧めツーリングルート、温泉、B級グルメなどを宿主自らが実走調査を敢行!信州ドライブ&ツーリングにお役立てください。




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北海道ツーリング2009
北海道ツーリング2010
北海道ツーリング2011
北海道ツーリング2012
沖縄八重山紀行2008
沖縄八重山紀行2009
沖縄バイクツーリング2010
沖縄家族旅行2011
栂海新道縦走記2012
沖縄買出し旅2012
沖縄買出し旅2013夏
大阪帰省の鉄道旅2013
沖縄買出し旅2013冬
アメリカ横断2014春
北海道ツーリング2014
沖縄買出し旅2014
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