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釧路彷徨2 |
和商市場を後にして、フィッシャーマンズワーフを経由し、バスで春採に向かう。

釧路といえば海鮮モノが一番の名物だが、実は蕎麦屋が多いことでも知られる。 何度も釧路に通う私ではあるが、いまだかつて一度も釧路でそばを食べたことがない。
北海道最後のランチに釧路の蕎麦を試してみることにした。
北海道で最も古い蕎麦店は釧路にある「竹老園東家総本店」である。 北海道中に40店舗以上あると言われる東家の大元であり、釧路にものれん分けした店が20軒も存在する。
今風でいえばチェーン店なのだろうが、メニューは各店にゆだねられているらしい。 釧路の街をうろついていると必ず目にする店故、ご存じの方も多いに違いない。 そのひとつ、春採分店を訪れたs。

店らしくない無機的な住宅然とした建物はどうかと思うが、建物の外見と味は関係がないのは言うまでもない。
12時前の店はすでに4組ほどのお客がそばをすすっていた。
鳥そばだしつき
を選ぶ。
鶏肉の入った暖かい出汁に冷そばをつけて食べる人気メニューらしい。 つけ麺の蕎麦版といったところか。

その鶏つゆに加えて、通常の「かえし」で作られたそばつゆが添えられ、一度で2度おしいというここの名物とのことであった。
麺はクロレラを練りこんであり、緑色をしているのは東家の流儀である。 もちろん手打ちではない。

が。冷水〆が素晴らしく、十分なコシと風味を感じる。
とても旨いのである。
確かに「手打ち」といえば聞こえはいい。 が、それは技術を伴っていることが前提となる。
乾麺はNGかといえばそれは決してそうではない。
たとえば、もうすでに営業をやめてしまってはいるが、新潟松代の善屋はイイ蕎麦屋だった。
山本食品の「十割蕎麦」や、舛田屋食品の「富倉そば」は素晴らしい。 廉価版なら霧しなの「木曽御岳そば」がサイコーである。
ここ東家のそばは、間違いがない。
釧路には何十回も訪れているが、もっと早く来ればよかったと後悔した。
蕎麦で満腹になったら、歩いて5分の六花亭に向かった。 春採湖を見渡す、私的六花亭ナンバーワンの店舗である。

こんなケーキがたったの270円。 コーヒーは無料。

これはどうみても商売ではない。
それにしても六花亭の店員は親切である。そして時としてフレンドリーである。
カフェコーナーに入るや検温された。 表示が35.7度と出て、店員が
結構低いですね(^^)と言う。
この旅の道中、何度も検温を受けているが、このようなリアクションは初めてだった。
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太平洋炭鉱鉄道跡 |
六花亭を後にして、坂を下る。 釧路春採にやってくると必ず立ち寄る太平洋炭鉱鉄道だが、昨年5月に廃止されてしまったらしい。
商業採炭は廃止されたものの、技術伝承、研修のための採炭は続けると聞いていただけにショックを受ける。 旧春採跡に保存用と思われる貨車編成と機関車が留置されていたが、その前後左右に敷かれていた線路はすでに完全に撤去されてしまっている。 もう二度とこの列車たちは線路上を動くことはない。


釧路からはいよいよ今回の旅のメインイベントが始まる。
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