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別府から佐賀関、八幡浜 |
6時前にはすっかり外は明るくなります。

別府で何をするかは特に決めてはいませんでした。 とはいえ、長居できるわけでもないので、近場の温泉に浸かるくらいしか選択肢はありません。
が、そんな折、船内の案内所で「鬼滅の刃の聖地!八幡竃戸神社なるところがあることを見つけました。

私はファンではありませんが、柚花と母ちゃんは熱心なファン。 何か面白い土産があるのではと考え、さほど遠くもないようなので、別府での目的地は八幡竈門神社としました。
徒歩での下船者はわずか10名程度、ターミナルは閑散としています。

バスは7:26にターミナル前から発車。10分ほど乗車した先の、市街地北西部の小高い丘の上にその神社はありました。

幸い社務所は開いており、神社のおかみさんが応対してくれました。 次々やってくるファンの対応にうんざりしているかと思いきや、実に丁重で親切。 聞けば、1月ころまでは参拝者はひっきりなしだったようですが、2月以降はぐっと落ち着いたとの由。



この日は私以外にはひとり。ファンではなく、祈祷の申し込みに来ていた近所の人と思しき方でありました。
用事を済ませたら、別府までバスで移動。JRに乗ります。 駅前には足湯ならぬ「手湯」。


大分からはいかにもJR九州然とした2両編成の電車。これがまた遮音性に乏しい、実に賑やかな乗り心地。 JR東日本のE129系とは雲泥の差であります。

下車したのは幸崎駅。佐賀関へ向かうバスが出ている駅とのことですが、駅前は予想外の閑散ぶり。デイサービスセンターと薬局があるだけの、田舎の小駅でありました。

バスで佐賀関半島を東へ進み、15分後、国道九四フェリー乗り場へ。

1998年6月に、この航路を四国側から乗ったことがありますが、当時の記憶は結構鮮明です。 ですが、ターミナルは最近新しくなったようで、当時の面影はありません。

しかも本船は2021年2月就航の新造船。国道に指定された独占航路ゆえに国からの補助も潤沢と見えます。 豊予海峡を東へ。





佐賀関へは1時間10分で到着。

1998年の印象とにかく「寂れた僻遠の船乗り場」の印象でしたが、瀟洒な道の駅的建物が鎮座していて、こちらもまた当時の面影はまったくありません。


せっかくなので、名物料理をいただくことにしました。
 シラス丼とてんぷら、汁物、アカモクの酢の物 〆て1300円。 アカモクはどうやら全国的にブームのようです。
フェリーターミナルも1998年当時のものではなjく、比較的最近新築されたもののよう。

12:50発の伊予鉄バスに乗って、八幡浜駅をめざします。

半島の尾根伝いに道が続いていて、印象としては伊豆スカイラインか信貴山ドライブウェイにも通ずるものがあります。 眼下には大海原。

バイクで走るのは気持ちよさそうです。
1時間チョット走って、終点の八幡浜駅前に到着。こちらは佐賀関や三崎港と違って、往時の雰囲気をほどよくとどめていて、安心しました。

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ロングウォークの前に寄り道 ~八幡浜~松山~忽那諸島津和地島へ |
しまなみ海道歩きの前に、寄っておきたい場所がありましたので、まずはそこを目指してJRに乗り込みます。
四国本土の汽車旅のはじまりは、八幡浜駅。
昔ながらの風格をたたえていました。

駅構内も広く、木造こ線橋が健在なのもまたファンにとってはたまりません。



柄にもなく、駅でじゃこ天とビールを買い求め車内で一献。 汽車旅ならではの昼呑み、たまには良いでしょう?

2両編成と、特急らしくない貫禄のなさではありますが、輸送人員減少の一途の昨今、仕方ありません。 とはいえ、実は40数年の乗り鉄人生において、この区間は生まれて初めてであります。

四国は、サラリーマン時代に製紙工場のあった伊予三島や、小松島に何度か出張で乗って以降、実はほぼ全線が未乗区間でありました。 2年前にサンライズ瀬戸から乗り換え今治までやってきたのみ。
当然八幡浜~松山の区間も未乗区間。 1時間チョットではありましたが、十分堪能できました。

松山からは伊予鉄で高浜まで。

元京王電鉄の車体に東急2000系の台車で換装したミカン色車両が活躍中です。
高浜駅は風情のある航路連絡駅。 忽那諸島に向かう船が駅前から頻繁に出航します。



10年ちょっと前に公開されたユースホステルを舞台にした映画「色即ぜねれいしょん」でもこの駅がロケ地として使われまして、隠岐の島に向かう少年たちが夜行列車を降り立つ姿もこの駅で撮影されました。


劇中登場する隠岐行きの船も実はここから出航する「中島汽船」。
16:56発の船は忽那諸島を転々と寄港します。 釣島~神浦~二神~津和地 の順です。





領収書代わりの紙の束が客室内に置かれていまして、自由にお取りくださいとのこと。

目的地津和地島には1時間30分後に入港、到着。
下船する人、貨物の多さに驚きました。

この日の投宿地は亀川旅館さんであります。

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