はじめての「コロナ後」GWがまもなく終わります。 テレビをつけると、ただひたすら行楽地の混雑具合を報じるニュースばかりなのには辟易するばかりでありました。
誰のための情報なのか? そんな情報を得て誰か得する人がいるのか?
情報としての値打ちはほぼゼロ。
そんな中、「繁忙期には自由席をなくしてしまえ!」
という論を展開している人のツイート記事になるほど共感することしきり。
そもそも、JRの切符の1か月前発売というルールが諸悪の根源だったりしますし、航空業界では当たり前の「ダイナミックプライシング」が導入されていないのもまた問題です。
こうした問題を改善するには、JRグループ全社で足並みを揃えなくてはならないので難しい面もありますが、まずはJRの新幹線を含む特急列車の全てから自由席をなくしてしまうのが先決です。
すでに常磐線のひたちや、中央線のあずさは数年前から自由席は廃止となっていますし。
よくよく考えてみれば、たかだか700円ぽっち安く上げるために、発車時間の2時間前も前から列を作り時間を浪費するその行為、本当に無駄の極致と言わざるを得ません。
1時間の最低時給が1000円とすれば、2000円をはたいて700円安い自由席の争奪戦に加わっている訳でして、その無駄たるや、言葉には表しがたいものがあります。
早く駅に行って列に加わったものの、結局着座できずに立ちっぱなしで満員新幹線を余儀なくされたとか、気の毒極まりありません。
ところが
貧乏人には700円安い自由席が有難いのよ 貧乏人は新幹線に乗るなというのか?
などという人も一定程度存在しますが、そもそも本当にお金が無くて困り果てている人は新幹線などには乗りません。
ディズニーランドが値上げ!のニュースに対してイチイチ
もう行かない。もう行けない
などと反応している人も時々見かけますが、ディズニーランドに価値を見出している人は1日券がたかだか1000円ぽっち値上げした所で行くことをやめてしまう人はいません。
一般庶民にも高級スポーツカーが買えるよう値段の設定を見直すべきなどという人はまず存在しません。 誰でも海外旅行ができるよう、航空運賃を値下げすべきだ!などという人もいません。
それと同じなんですよ。
相応の価値をつけて、時間と体験を売る。 それに価値を見出した人は金を出す。
たったそれだけのことです。

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