7月5日~6日に行われる日独交流事業の事前研修のため4日早朝に飯山を出発しました。
ついでと言うには少々遠回りが過ぎますが、まず向かったのは大井川鉄道。 昨秋の豪雨災害で路線の半分以上が運休中で苦戦する同社。ならばとマニア向けの昭和ノスタルジー客レ企画を始めました。

一昨年までは疑似長距離客車鈍行イベントを毎年4月に実施していましたが、今回はあくまで通常運行される電車のスジを活用したイベント。いや、イベントと言うよりも運用車両を変更しただけのハナシ。
ですが、会社の目論見は見事にヒット、連日多くのファンが訪れています。

当初は2両編成だったのですが、先週から3両に増結、66あるボックスシートは全てが埋まるほどの人気。しかも16時10分から20時半までの4時間3往復、ほぼすべての乗客が2日間のフリー切符を買い求め乗り続けています。
この日は平日ですが、やはり空いているボックスはなし。モノスゴイ反響です。
いつもの遠をPCMレコーダを用意し収音。今回は35系ではなく、軽快なジョイント音がTR47台車を履くスハフ43に陣取りました。(わかる人にしかわからない)

が、新金谷を出発後イキナリ猛烈な雨が降り始め、ヒョウも混じるほど。 車掌の無線からは頻繁に運転指令からの声が聞こえます。
が、出発から約20分、福用を発車してしばらくすると、突然客車床下からエアが抜ける音がして、急ブレーキがかかりました。
訊けば線路上に倒木を発見したとの由。
15分停車後、福用駅に引き返し、さらに長時間停車。車掌によると運転継続か否かはまだ未定とのこと。 私がどこか汽車旅に出かけると、かなりの確率でトラブルに巻き込まれますが、まさかこの大井川鉄道でこんな経験をするとは。
まあ貴重な経験と思い、しばし古い客車の中で昔を懐かしんでいました。 ただ列車がとまってしまったとあっては、録音機のモニターも中止。 やることなく、、夕食用に買った車販の駅弁(1200円)を早弁することに。


駅弁も昔と比べれば、本当に手が込んでレベルが上がりましたよね。 高くても付加価値のある駅弁はやはり不滅なのであります。
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