今日は休息日。 朝食後、歴史の見える丘公園に出かけ、御手洗から来島海峡に至る海を眺める。 ツイッターでフォローしている方が乗船している船が丁度来島海峡に向かって西方から姿を現した。
9時ころからミカン園を訪問、ミカン狩りを楽しむ。 今の俊は温州早生、そして温州石地の収穫が始まろうとしていた。 親切で話し好きなかんきつ農家のO氏の広島弁に旅心がくすぐられる思いである。
ミカン園では両方の食べ比べをしたり、レモン農園を案内してもらったり、ノンビリ過ごす。
その後自由時間として、希望者を大崎上島の「きのえ温泉」にお連れすることにした。
小長港からフェリーに乗って対岸の島に渡る。平水区専用の双頭式フェリー第5かんおん。
機関室からただよう船舶ディーゼルエンジン特有の排気ガス臭に船マニアの血が騒いだ。(^^)
船を降りて3キロほどを歩いた先の海に突き出た丘の上にその温泉「きのえ温泉清風館」は建っている。 きのえ温泉はこれまで巡った温泉の中で、露天の景色という点では1-2位を争うほどの絶景なのは間違いない。
惜しむらくはジャグジー様の吐水口からの水流音が若干耳障りで、もしその音がなければ目の前を通過する船の波切音やポンポン鳴るエンジン音が聞こえてなお風情が増すのだが。
帰りのバスの時間まで余裕があったので、風呂から上がった後も、1時間半ほどロビー外のテラスでボーっと過ごす。
前述のとおり、目の前の海には貨物船やタンカーが行きかい、見飽きることがない。
船舶追跡アプリFINDSHIPと照らしながら、イチイチあの船はどこそこ行きだとか、積み荷はなんだとか、満載ではないのでどこかで半分積み荷を降ろした後、次の港に向かっているなどと講釈を垂れる。
まあ漠然と船を眺めているよりも格段に面白いはずなので良しとする。
何度も来ているがやはりのこロケーションは唯一無二である。
風呂に入った後はバスで港移動し、御手洗に戻る。 「帰宅」したような感覚がイイ。
かれこれ6度目の宿泊となるゲストハウスKUSUSHIスタッフの矢野氏の自然体な親切さに毎度毎度感心するばかりである。 また、4回の食事のお世話になったこちらの食堂もまた、まるで田舎の親せき宅に尋ねて行ったような感覚が味わえて素晴らしい。
旅の醍醐味は、特別なもてなしや贅沢な食事、絶景を味わうばかりではなく、ヤハリ地元の「生活臭」を体感することで、旅の感動は倍加するものである。 その点、この御手洗の滞在は私にとっては申し分のない場所になっているのである。
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