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情報発信!といえば聞こえはイイが、中身を伴わない発信はほぼ意味がないというハナシ |
昨日木島平村観光振興局の総会に出席してきました。
シャンシャン総会故に、定型どおりの議事進行に辟易とする気分ではありましたが、議題の説明の中でやたらと耳についた
情報発信
のワードが非常に気になったところではあります。
こんにち、営利、非営利関係なく、ネット社会、ソーシャルメディア全盛社会にあって、この言葉が多用される傾向にあるのですが、非常に便利な言葉である一方で、上手くいかなかった時の「責任逃れ」の手段に使われることが多いのが実情ではないでしょうか。
たとえば今から10年ほど前、民営ユースホステルの会合で盛んに
ユースホステルは意外と知られていないからもっと情報発信しよう。 そのために、ウェブサイトを改良しよう。
そんな機運が高まりました。
一見正論のように思えますが、そこには大きな罠がはらんでいます。
体裁のイイウェブサイトを作っただけで立派な仕事をした気になっているケースがとてつもなく多いからです。
情報発信する前に、ユースホステルが社会的に需要があるのか。 はたまた需要にこたえるだけの十分な魅力があるのか。
そこが重要なのです。
ユースホステル業界に限らず、そうした分析を一切行うことなく、単に情報発信の方法を改善し、頻度上げさえすれば、そのうち人が集まると思い込んでいる人が、思った以上に多いことに気づかされます。
そもそも、「ユースホステルが知られていない」からお客が来ないのではなく、ユースホステルが忌避されているからお客が来ないという可能性については、何故かだれも真剣に取り上げようとはしません。 取り上げたところで解決不可能な根深い問題があり過ぎて、手の打ちようがない、というのが本音なのかもしれません。
ハナシは戻って木島平。
議案によるとこの1年間で木島平の公式ソーシャルメディアのフォロワー数は以下の通り推移したとの事
Facebook 1247人⇒1359人 Instagram 766人⇒1420人
個人の趣味アカウントではあるまいし、情報拡散効果という点ではあまりにも寂しすぎる規模ではあります。
地域おこし協力隊の若者を起用してメディア戦略を推し進めようとのことですが、そもそも投稿回数を増やし露出頻度をあげたところで、
売るコンテンツが無ければだれも見向きもしない
という核心部分を改善しないことにはほぼ意味がないのです。
取っ掛かりとしては事業主体による情報発信は一定の効果があるでしょうが、重要なのはその先です。 誰かが実際にその場所へ足を運び、
木島平のXXがヤバすぎた!!
などとインフルエンスさせることがより重要なのです。
木島平スキー場や道の駅はこれまで単発のイベントに頼って賑わい創出を図ろうとしてきましたが、イベントが無ければ単なる寂しい施設に過ぎません。 しかもイベントは基本的に無償(乃至格安)のばらまき型故に、売り上げの底上げを図る施策としてはほぼ効果はありません。
人が集まってきたようすに社長がニンマリする以外のメリットはありません。
馬曲温泉は休業中、農産物直売所もなし。 E-Bikeをさかんに宣伝するも、自転車レンタルに関しては飯山駅観光案内所が先を行っている感は否めません。
そもそも道の駅も自転車も、農産物直売所も、どこかの道の駅乃至公共団体が成功している例に倣ってモノマネした結果に過ぎません。
たとえば今日本で一番流行っている道の駅に群馬の川場村のケースが挙げられます。 あまりにも賑わっているので全国各地から視察が途絶えないそうです。
ですが、それを真似て似たようなものを作ろうとするから多くの場合失敗(長続きしない)するのは、タピオカドリンク屋や、高級食パンと同じ理屈です。
ちなみに木島平の農産物直売所「たる川」商品棚のスカスカ振りには目を覆いたくなるばかりです。

こうした直売所は、在庫を抱えることなく、農家の持ち込みによって成立していますので、ひとたび賑わいがなくなってしまえば農家からの信用を失い、負のスパイラルに陥るのです。
道の駅千曲川や、ブナの駅など、主要国道沿いには強力な農産物小売り所がひしめいていますので、そもそも木島平の脇道沿いに農産物直売所を設けたところでほぼ勝ち目はありません。 道の駅としての体裁を保つための農産物直売所というのなら、少し考えモノではあります。
この際、人のモノマネはやめて、徹底的に我が道をゆくためのマーケティング戦略が必要かもしれません。
ちなみに道の駅千曲川に、この秋モンベルショップが入居します。

道の駅もイオンモールのフードコートなどと同じく、名の通ったテナント(マクド、ケンタッキーなど)を誘致することで、よそのブランド力に頼った戦略にシフトしつつあるのかもしれません。
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